2人だとちょっと安心、沢登り(釜の沢東俣) | 虻蜂取らずと言うけれど

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 写真は1989年だからもう30年も前の話。協力隊でネパールのゴルカ群ブンコット村の某学校で活動していたときのもの。        

事前学習はある程度は必要?

ってことでヤマレコの記事やら検索で釜の沢と出して調べたりした。


山の神という尾根っぽいところに祠がある場所があるのですが、

その辺付近で迷った?なんて記録をみると

早朝出発(夜明け前発)は止めて、完全に明るくなってからのスタートとした。


前日の9/1道の駅『みとみ』に行くと、車はほかに1台もなかった。

その後、白い車が来て、

この車も沢登りの人だろうか? と想像したが、自分たちの出発(翌朝5時過ぎ)のときにはなかった。

(結局この人たちが先行者で、4時半スタートだったそうです。甲武信小屋で会いました)


道の駅から西沢渓谷駐車場まではわずかな距離だが移動する。

丁度用意をしている人がいて挨拶を交わすと、釣り人でした。(帰りにも偶然会いました)


5時半頃歩き出す。最初は林道、二股のつり橋を渡るとしっかりとした案内標識がある。


右岸沿いの登山道を歩いていくとそのうち河原に降りる。


対岸の左岸には鶏冠谷の標識がある。

木にかかっている青いプレートがそうです。


渡渉する必要があるので、ここで沢登り支度にする。


自分の沢登りシューズのフェルトソールのものを二男が使う。


来る途中、諏訪のモンベルショップに立ち寄り、アクアステル(ゴム底と言えばいいかな)のシューズを買う予定でしたが、サイズが切れていた。


ということで、トレランシューズ『ブシドウ』で臨む。

最初、沢はクロスライト、登山道(要するに乾いたところ)はブシドウという予定だったが、

どうせ濡れても同じだから、最初からブシドウで行くことにする。


しばらくは左岸沿いの登山道。

沢装備にした意味は・・・・と考えてしまう。



ときおり河原に降りたりする。

ここが有名な『ほら貝のゴルジェ』か!  ↓


そして山の神 ↓


しばらくして河原に降りて本格的沢登りの始まり始まり。


確か、こんなシーン↓ があるはず・・・・・↓

左岸のスラブ状のところ(上の写真では4人が歩いている)行けなくはないが、

その先、水量が多く右岸に渡れそうにない!

ということで、右岸側を行く。


同じ個所の写真 ↓

フェルトソールが滑らないで行けるかどうかテスト?


二男君、本格的沢登りが初めてなので、

シューズがグリップするか不安なんでしょう、腰が引けてますが…まそのうち慣れるか??


水量の多さがわかってもらえるかな?







上の写真は息子が単独で渡渉しているが、

今回、2人でスクラム渡渉するというか、する必要なところがいくつかあった。

(勿論、二人で渡渉しているので写真はない)


二人だと安心だわ!


というか、その個所単独だと…不安だろうな。行けなくもないが ストック必要!!


乙女の滝 ↓


乙女の滝の前で 

たまにはセルフタイマーを使って  ↓

東のナメ沢  ↓

↓ 同上  写真だとわかりにくいが、凄い高度感 斜度です!!


上の廊下みたいなところ? ↓

西のナメ沢 ↓

ザイル使って登って、ウォータースライダー(要するに滑り台)でもやって下さい と言っているかのようです。


今回、日帰りですし、この先の時間も読めないというか不安もあるので

滑り台遊びはスルーして先へ。



釜の沢の出会い。

ここから5時間半?

甲武信小屋は午後の3時過ぎ??

そこまではかからんだろう!

とにかく頑張ろう!

でもお腹が空いてきた。親子だから??体調が似ている。


しばらく行くと、

魚止めの滝

右岸の上の樹林に赤テープが見える。

ここが、ちょっと厄介なところか!!

一時??と思ったが、何とかクリア!!


この辺からデジカメのバッテリーが・・・・

GPSの方はやっと衛星を捕捉できたのか、現在地がわかるようになった。



そして両門の滝 ↓

↓ 同じく やっぱり写真ではそのダイナミックさが伝わりにくいかな?

↓これは二男のスマホで撮ってもらった



巻口の所にも赤テープがあり迷うことはない。


滝口に降り、

ヤゲンの滝(写真無い)


ここでプチ迷うというか

赤テープが沢筋・・なのか?右の山側(要するに高巻くところ)にない!

しかし、踏み跡はバッチリ


沢沿いにトライしてみるが、無理かな?

明瞭な踏み跡を従う。

石楠花の藪こぎだが、相当数の登山者が通った後なので、藪こぎで苦労することはなかった。


一山を越えて降りると↓

   一大 ビバークポイントに出る。  ↓


樹林がこれがまたいい間隔にあり、下はふかふか

至るところにたき火跡があった。


この先樹林帯の中を歩くというか、

左側に沢はあり、沢登りなんだからそっち(沢=水)を歩くもんでしょ!

と言いたいところだが、甲も赤テープがべた張りしていると

また、樹林帯の方が疲れないし、そろそろ疲労が出ている頃なので


樹林帯の赤テープに従った。


迷いやすいところは、こんな感じ(↓)で案内がある。 ↓


段々倒木が増えてくる。  ↓



樹林帯から沢に戻り、

水量からそろそろ終了点近いことがうかがえる。


沢の流芯つまりシャワークライムしようとなるべく高巻かないで直登を心がける。 ↓


ラスト?また二股

ここはどっちだ?

左にテープがあるが、これは右の沢というか滝を巻いているのかな?

ここは直登で行ってみようか! とトライ!!

最後行けそうにない。左の斜面に逃げる。

その先に明瞭な踏み跡

そして赤テープ。

ポンプ小屋は左だった!


良かった、右の方に行かないで。

(行ったとしても、木賊山の稜線にでも出て行けなくはないのですが・・・)


ポンプ小屋らしきものが見える。(写真なし←バッテリー切れ)


水を汲んで、小屋からは管理する人用に作られた登山道で甲武信小屋に。


小屋についてしばらくしていると

先行者に会った。 みとみの駅に一時止めていた人ですね! 

彼等は甲武信山頂を往復してきた。足元はトレランシューズ。


ここまで登ってくるとき、彼らの足跡があり、また

少し近づいてきたかな?両門の滝辺りで追いつくかな?と思っていたが、

トレランをやる人たちなんで追いつかなかったようだ。


コンロでお湯を沸かし、カップヌードルを食す。


沢装備を開放し、下山の用意をして甲武信岳へ



甲武信岳山頂 ↓

長野県側から登ってきていた登山者に押してもらった。


甲武信小屋に戻り

さて降りますか。


途中から徳ちゃん新道に。

その中盤、斜度が緩みまるで「走ってくれ」と言わんばかり!?

二男に、

こういうところは

膝を曲げて歩くよりは、ジョギングするように膝を伸ばして地面をとらえたほうが意外と疲れないんだよ!

と教え

ゆっくりペースで走った。


小屋から2時間半で林道に到着。


丁度小雨が降り出したが、もう大丈夫。


駐車場に戻ると、登りだしで会った釣り人がいた。

彼は翌日別の沢で釣るそうだ。



はなかげ温泉とやらで入浴。


8月に職場の人と立ち寄ったホウトウの店で夕食。

後は帰りました。


二男にも運転してもらいました。


二男の沢登りもちょっと不安を感じたが

運転の方がもっと不安(免許取得したばかり、運転歴2日目!)

途中ねていたのである意味ラッキーだった。



最後に


甲武信だけの南側にある沢なんですが

ずずっと樹林帯の中、徳ちゃん新道も樹林の中

つまり 陽が・・・・


赤テープあり過ぎ (頼っといて何を文句言うか!ってか)

ビバークポイントで泊まってみたい!!


滝は足を滑らせると、ずずっとかなり下まで落ちます。

(段々になっていないということ)


アクアステルのソールでもという報告もあったが、やっぱりフェルトです。

(草鞋でもいいよ。 ポンプ小屋前には、脱ぎ捨てられたワラジが沢山かけてあった)



といことで

 詳細編でした。


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