奥志賀から鳥甲山(スキー):林道は辛い! | 虻蜂取らずと言うけれど

虻蜂取らずと言うけれど

             
 写真は1989年だからもう30年も前の話。協力隊でネパールのゴルカ群ブンコット村の某学校で活動していたときのもの。        

4/7(土)

スキーツアーに行って来ました。


前日の金曜日は歓迎会。終わり次第家に戻って出発するためノンアルコール。

12時ごろ奥志賀の最終除雪地点に到着。

車中泊。


もう眠いので、簡単に(後日編集します)

               

            ⇒編集しました(青文字で)


5時ごろ出発

林道を行く。

サラサラ沢から入る。ところどころミニ滝そして釜・淵

緊張を強いられる。


尾根に取り付き、1時ごろ山頂着。


登ってきた尾根を滑走しようと滑り出すと、

急に晴れてきた。

ルートを変更。


4月なのに、前日降雪があったせいか

パウダー・・・感激


一つ西の沢に滑走する予定でしたが、

結局、同じサラサラ沢に降りていた。


そしてこれからまた長い林道。

復路はプチ登り坂。

時間がかかり、6時半頃到着。


ルート地図は ・・・・↓(クリックすると大きくなります)

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5時ごろ車の直ぐ横からシールを付けて出発です。  ↓
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ストロボでこんな感じで写ったが、気持ち明るい。

         もっと早く出発すればよかったと後悔!


奥志賀高原栄線の林道です。トレースが残っていました。  ↓
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駐車地点が丁度林道の入り口で、そこから何kmなのかを示す標識が1kmごとにある。  ↓
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この標識って、誰のため?

自動車で通過する人にとって、1kmなんてあっという間の距離だから、

夏にこの林道を使ってランニングする人のためなんだろうか?と私は想像する。

まさか、冬に山スキーする人のための訳ないだろうしね。


そしてある意味、迷惑??

「エーー、まだ1kmしか歩いていないのか!」


実際、1kmに30分かかっているところもある。


昨夜少し降雪があり、プチラッセル。

スキーの先端が雪を掻き分けて進むのが大好きです。


冬季閉鎖の林道ってこんなイメージのところがほとんどなんですが、・・↓

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別に危険ではありません。


雑魚川 (6:42) ↓
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林道の入り口から、最初左岸を行き、その後右岸左岸ととなるが、その左岸に渡るところ


(すみません、今後の記録も編集後の部分(青文字に変換するのを省きたい)


コバの沢を渡る橋(7:08)   ↓
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標識が折れているが?

折れた標識なんか夏に使う訳ないから、この冬で折れ曲がったのかな??


野沢温泉へ行く林道との分岐(7:22)  ↓

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トレースはここまででした。

(この分岐の直ぐの沢(無名沢)を詰めていった記録も見ましたが、・・・。)


サラサラ沢の橋 (7:51)  ↓

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橋の向こう側はデブリ(雪崩の跡)です。

橋を渡らずに、右岸から入ります。


沢を行けば必ず滝があるはず。

最初ないなーなんて思って進んでいたのですが、

・・(↓)・・やっぱりありました! ↓
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この滝の直ぐ左横を通過。


ちょっと急な斜面のトラバース。

距離は3mたらずだけど、滑った落ちたら、釜(淵とも言う)に水ポチャ!なんで、

慎重に雪面をストックのセルフアレストで切って進んだ。 ↓
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このセルフアレスとのポール、今は改良されています。

(ピックの部分が取り外しできるのですが、その取り外せる分繋ぎ目が弱いんでしょう)

松本のブンリンさんのお店にも10本ほど入荷しますが、直ぐに売れきれるようです。

一番は転倒したときに斜面に突き刺して止めるための物ですが、

こんな使い方も出来ます。


こうして雪面を切って、スキーを置きやすくします。

それでも下を見ると岩魚がいそうな水面が見えるので緊張します。


今後もこのような滝があるのを考えれば直ぐにでも尾根に上がったほうが正解だし、

実際尾根に上がれそうなところもあったけど、

この沢の先に少し開けたところがあるようで、そこの地形がどうなっているか興味があったので

もう少し沢沿いに進めた。


で、右の尾根に取り付く(8:43)  ↓
虻蜂取らずと言うけれど

疎林でここも滑走に向いていそう!

しかし、

ここを降ったら、あの滝の横を通過するのかと思うと、止めよう!


左側はこんな開けた地形  ↓
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山頂から南西に延びる尾根に出る。 (10:13) ↓
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帰りにこの尾根を下ったら、この南西方向にずずっと進めるのだが

地形が難しいきがする。

GPSを見ているが、降るときはコンパスを多用しないと駄目だろう。


尾根が狭くなってきた(地図でもわかります)  ↓
虻蜂取らずと言うけれど


尾根が狭くなってきて、西からの強風が吹き付けるせいだろうか、

段差が酷くなってきた。

段差が小さいときはそのまま進めるが、大きいと迂回が必要。↓

虻蜂取らずと言うけれど


この尾根上に小さなピーク(コブと言うほうが適切か)があるが

そのコブの辺から見上げた。(11:08)  ↓

虻蜂取らずと言うけれど

右の斜面も下りれそうだが、降りたら鬼沢と言われるところへ行くようだ。


雪庇の厚さが凄いぞ!! ↓

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頂上まで標高差で60mくらいか? ↓
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最後はGPS見ないでと思っていたが、見てしまった。


いよいよ最後の上りか  ↓

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この上りのとき、一箇所右に巻いたのですが、

昨日の降雪が硬いバーンの上にあるので、ズズッと来た(プチ雪崩)

雪崩というほどのもんじゃないけど、斜度によっては雪崩の危険度大!


やっと山頂到着(12:55)  ↓

虻蜂取らずと言うけれど

山頂標識は雪で埋まっているので良いのかな?

このところが一番高いので山頂で良いんだろうな。

山頂標識が一番高いところにあるとは限らないので、少し歩き回ってみた。

が、見当たらないのでいいのか?


山頂付近を撮ってみた。  ↓
虻蜂取らずと言うけれど


撮ってみた、その2  ↓
虻蜂取らずと言うけれど

鳥甲山は実は初めてなんです。

だから山頂の様子を知らないのだ。


スキーを履いたままシールを外したのだが、

シールを剥がすと滑りがよくなるので、バランスを崩して転倒したが、

そのまましばらく横になっていた。山頂到達の余韻に浸った??


天候が怪しいので直ぐにでも下りに移りたいところだが、

一応ノンアルコールビールで乾杯。 ↓
虻蜂取らずと言うけれど

何度飲んでも不味い味だが、

こう何度も飲んでいると、不味い味なんだけどある意味病み付き??になっているかも。

飲み終えたら、ヘルメットを被り滑走! (13:10) ↓

虻蜂取らずと言うけれど


2つ上の最高地点まで戻るが、シールを剥がした後なのでちょっと難儀。


登ってきた南西尾根を下り始めた。


しばらくすると、急に視界が開けて

遠見山方向が見える。  ↓
虻蜂取らずと言うけれど

初めてこの方角を眼にする。

確かにどこも疎林で、スキー向けの斜面だ。

この好天が続きそうだったので、下るルーとをこちらに変更。


しばらくトラバースして、下る。

雪質は4月なのにパウダー。

テレマークターンがバッチリ決まる。 証拠写真 ↓

虻蜂取らずと言うけれど


あらためて遠見山方向を撮る  ↓
虻蜂取らずと言うけれど


1940mの小ピークを左に巻いていく。

結構な斜度のトラバース。ちょっとな誰が心配だが、こちらの斜面は雪が安定していた。


もうどこでも滑れそうだ。


真っ直ぐ下に降りたい!

ちょっと降りてみた。そして振り返って  ↓
虻蜂取らずと言うけれど


この(↓)写真の真ん中のコルのところまでトラバース。 ↓
虻蜂取らずと言うけれど

クリックすると大きくなる(はず)

こういう写真はそんなに圧縮していない⇒相当大きくなる(はず!)


右の尾根に向かう ↓

虻蜂取らずと言うけれど

さて、下に向かって本格的滑走だ! (13:35) ↓
虻蜂取らずと言うけれど


しばらくパウダー そして振り返る  ↓

虻蜂取らずと言うけれど

段々狭くなってくる  ↓
虻蜂取らずと言うけれど

斜度が緩くなってきた  ↓
虻蜂取らずと言うけれど


沢が良く埋まっている。

斜度もますます緩く。


水が出てこない・・いいぞ!・・と思っていたが

・・・

やっぱり水が出てきた  ↓
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そのうち、

あれ?トレースがある。

こんなところに来る物好きはいるもんだなー

と最初思っていた。   ↓
虻蜂取らずと言うけれど

あれ、このトレースはの下りではなくて、上りのものだな。

(急な登るところを階段登行していない=下っている)


沢が段々狭くなってくる  ↓

虻蜂取らずと言うけれど

・・・・

・・・・・・・アレ、この地形、見たことあるような・・・・・

GPSを見てみた。


トレースの主は自分でした。

・・

・・・

ということは、

あの滝の横を通過しなくてはいけないのか!


でも、雪が緩んでいたので苦労せずに通過できた。


サラサラ沢の橋に14:15頃到着。


もう迷う心配はないので、GPSの電源は切った。

ビーコンもオフに。

(単独で来ていますが、そして周りに誰もいない状況でもビーコンはつけています。

自分が雪崩で埋まって助からないときでも(死んでいるという意味)

死体が見つからないと保険金が下りないらしいので。)

要するに、ビーコンは1週間は電波を発信しているので、

それまでに見つけてねという意味


長い林道だが、復路は少ーーし登り坂。


シールを張って、シールワックスを塗る。


ワックス塗ったのに、雪がべったり張り付く。

一度スキーを脱いで雪を取る。


3時過ぎ、3時間くらいはかかると踏んだが

へばっていたのか、4時間かかった。


へばってくると、例の1kmごとにある案内標識が嫌になる。

ワープしてくれたら? なんて思うが、

ワープする訳ないよな!!

虻蜂取らずと言うけれど


雪も大雪になり不安にもなるが、

林道を進んでいるので、前に進んでいる限りいつかは到着するはず、そう思って進んだ。

最後、明るいうちにヘッドランプを取り出して頭に装着。

それでもぎりぎりランプを点灯せずに

18:30頃、やっと駐車地点に到着。 ↓

虻蜂取らずと言うけれど


車の駐車地点からの地図を見ると、

林道部分が長いことが解るはず。 ↓
虻蜂取らずと言うけれど



疲れました。

帰りの車の運転が不安でした。

雪道ってのもあるけど、アクセルブレーキを踏む膝が少しガクガクしてた。


中野でラーメンでも食べようと探すが、A型の性?


結局、自宅近くの『ゆいが』、まで行ってしまった。


この奥志賀の一体

素晴らしいフィールドです。

ただし、林道が長い!


体力に自信がある方

ぜひどうぞ!





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コースタイムを記するのを忘れていました。(再度編集)


往路(登り)
5:00奥志賀高原(P)-7:23野沢との分岐ー7:48サラサラ沢ー8:42尾根に取り付くー10:13南西尾根ー12:50鳥甲山山頂
復路(滑走)
13:10山頂ー13:28 1940mピークのトラバースー14:00 登りのトレースと合流ー14:34サラサラ沢の橋ー(長い長い林道)-18:30奥志賀P