今日は、「つくる日」でした。
冷凍のパイ生地と、ピーナツと、砂糖だけでできるパイ。
母と、あーでもないこーでもないと言いながら
イギリスのおみやげにもらった紅茶を飲みながら
つくってみました。
おかしづくりと呼ぶにはかんたんすぎるようなおかし。
でもちゃんとおいしかった!
わたしの家の近所には、近所づきあいというものが、今でもあります。
近所に住むおばあちゃんは、庭でたくさん野菜をつくってる。
そしてそれをおすそわけしてくれます。
こないだは、栗。
きのうは、野菜がたくさん入ったてんぷら。
もらうばっかりじゃ悪い!
ということで、そのパイをあげようということでもりあがりました。
だけど渡しに行って戻ってきた母の手には、新聞紙につつまれた野菜。
あげに行ったのにもらって帰ってきてしまった。
犬の散歩にでると、もうひとりの、犬が大好きなおばあちゃん。
このあいだ、なぜかわたしとわたしの犬のツーショット写真を撮ってくれたおばあちゃん。
「写真できたよ! でもうつりがよくないからまた撮ってあげるからね!」
と言っていた。
散歩の道中、予期せぬ遭遇。
猫とへびが戦ってた!
小さいへびに猫パンチを繰り出す野良猫。
負けじと威嚇するへび。
勝敗の行方が気になりましたが、散歩の途中なので先にゆく。
空を見上げると、嵐が過ぎ去ったあとの、すごい迫力の雲。
犬の速度で歩きながら、ずっと見た。
空を見ないようになったらおしまいだと、個人的には思う。
帰ってからはハンバーグをつくるお手伝い。
そして、課題のシャツの縫い。
「これ」と言ったことはなんにもしてない一日だったけど、なんか心がほのかにあったまるような、やさしい一日でした。
不便という点ではこまりきっているけど、住むのにはとてもいいところだ。ここは。
小さいころ、いやな人なんていないものだと思っていたほど。
それほど、いい人たちばかりのコミュニティーにまもられて育ったんだな。
ということを、歳を重ねるごとに思うのです。
コミュニティーのいのちが消えていないところで育つというのは、子供にとってはすごく大事なことのような気がします。
愛がないと生きていかれないんだよね。小さい子は。
関係ないけど
ハナレグミの
「また秋が来て 雨が降る日は ちょっと僕を思い出してくれたらいいんだ」
という一節がさらにすてきに聞こえる季節になりました。
そんなことを、恥ずかしがらずに言える大人になりたい。