おわったーあ。
ひとつの「日々」が今日おわりました。
うれしい。
人と別れることは得意ではないので、あまり考えないようにしてるけど
今日までわたしが一緒に働いていた人たちのほとんどとは、もう一生会わないんだなあ。
プライベートであそびましょう! とか 番号教えて! とか
そんなことは口にしなかったし思いもしなかったのに、そんなことをしみじみと考えます。
ふしぎだ。
出会いと別れは、すごい純度の高い偶然なのに、なぜか「ふしぎ」というきもちになります。
だってさ、何十億分のいちだよ。
すごいなあ。
想像もつかないような低い確率だ。
だから「なんでこの人と出会ったんだろうなあ」って考えてしまうんです。
「袖振り合うも他生の縁」っていう気持ち、わかる気がするなあ。
ヤフーのニュースかなんかでみたんだけど、地球から127億光年先に、太陽の20億倍の大きさのブラックホールがあるんだそうです。
あらゆる物質と光さえも飲み込む闇。
ものすごおおおく遠くにある、ものすごおおおおく大きいやつ。
そういうものに思いを馳せるとき、なんとなく「ほんとうのこと」に近づく気がする。
なんていうか 「この世」の正しい姿がすこしくわしくわかる。
自分の小ささと 自分をとりまくものの小ささを 正しく知ることができる。
そういうかんじが、好きです。
だから宇宙の話が好きです。
紀元前に、とかっていうのも。
このでっかい宇宙に浮かぶ離れ小島で 次にわたしが出会うのはどんな人だろう。
ときどき、地球の外側から自分のことを思う。
そうすると、何が大事で何がどうでもいいことなのか、すこしはっきりわかる気がする。
しばらくは、あんまり多くの知らない人たちと関わることはしたくないなあ。
ちょっとつかれてしまった。
人は、みかけによらないってことに。
それはいい意味でももちろんあるけど、悪い意味も持っている。
ほんとに考えられないような人がいて 考えられないようなことがおこる。
それを知れたのはよかったけど、ちょっとつかれた。
少しの間、心を休ませようと思っています。
外からは、鈴虫の声。
階下からは、お父さんが練習するハーモニカの音。
ちょっとちらかってるけど 世界でいちばん落ち着く部屋。
ひとつのことがおわって、ゆっくりできて、それが単純にうれしいです。