ガレット・デ・ロワの一日。 | つれづれパリ日記

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パリでの日常-マルシェ、お食事、ファッション、バレエ、スポーツ、読書など、日々のささやかな幸せを丁寧に綴っていきたいです。

フランスでは
年始、1月の第一日曜日から
ガレット・デ・ロワという
1月に食べるガレットが
一斉にお店に並びます



近所のお惣菜屋さんのショーウィンドー

今年は随分早くから
お店に並んでいるな~と思ったら
今年の第一日曜日は1月1日でした

ところで
フランス人同僚が言っていましたが
今年の1月は
日曜日が5回、月曜日が5回、土曜日が5回あり
こういう巡り合せの月は
823年に一度(いまいち数字の記憶が確かではありません~ )なのだとか

私は
へ~ と思ったのですが
日本では有名な話だったらスミマセン

この
ガレット・デ・ロワを食べないと
フランスの1月は始まりません~

 

毎年
1月にガレットを食べ過ぎて
ガレット太りする私は
いけない、いけないと思いつつ
朝食からガレット・アンディビジュアル=お一人様用サイズのガレット
を食べることが多い日々

ガレット・デ・ロワは
フィタージュ生地と呼ばれるパイ生地に
フランジーヌと呼ばれる
アーモンドクリームとカスタードクリームをはさんだパイ菓子で
ガレット・デ・ロワの歴史は
古代ローマ時代にまでさかのぼるそうです

この、フィタージュ生地にた~くさんバターが使われているとのことで
ガレットをトースターで温めながら
ベーコンを焼いたりスクランブルエッグを作ったりしていたら
せっかくのガレット・デ・ロワが
焦げてしまいました~

お見苦しい写真ですみません~

後から聞いた話ですが
ガレットは焦げやすいので
十分温めたオーブンの中に入れ
スイッチを切って
しばらくオーブンの中に入れておくのがいいのだそうです

今週月曜日は
嬉しい、「ガレット・デ・ロワ」パーティーでした



 

エッフェル塔のある7区のお隣りの区の
街のあちらこちらからエッフェル塔が垣間見える
15区の街にも
まだノエルの飾り付けがありました

1月終わりくらいまでは
パリの街は
こんな感じで
ノエルの名残りが残っています



今回のガレットは3種類で
左からそれぞれ
「Maison du Chocolat」
「Patisserie du Reve」
「Milcent Jacky」
のガレット・デ・ロワを
友人さんが選んでくれていました

お呼ばれしたお宅は
星付きレストランのシェフの家
買ってあるガレットも
パリではとても有名なところのガレットばかりで
本当に嬉しい~



王冠=ロワがとても可愛く
子供達が色を塗ることが出来るようになっているというロワは
すご~くお店の内装が可愛いという噂で
ブリオッシュがパリ一美味しい という友人がいたりしながらも
まだ、一度も足を運んだことのない
「Patisserie du Reve」のロワで
もう、近々出向くことに決定

「Patisserie du Reve」
111 Rue de Longchamp 16区
または
93 Rue du Bac 6区
パリ市内に2店舗あります

 

毎年
ガレット・デ・ロワのことをブログに書いていますが
一応、簡単に食べ方を解説します~

ガレット・デ・ロワは
フランスでは
1月に家族皆で食べるガレットで
ガレットの中に
フェーブと呼ばれる陶器のおまけが入っていて
ガレットを切り分けた中に
そのフェーブが入っていた人が当たりで王様になり
ガレット・デ・ロワを買う時に一緒に付いてくるロワ=王冠をかぶる、という
毎年、フランスの子供達が
(私もですが)楽しみにしているお菓子なのです

どのガレットももちろん美味しくて
あっという間に完食したのですが
特に
「Milcent Jacky」というパン屋さんの
ガレット・デ・ロワの中のフランジーヌが
私好みで美味しくて~

フランスでは
有名な、年に一度の「バゲット・コンクール」のほかに
(いずれ、またブログに詳しく紹介します~
「ガレット・コンクール」なるものがあり
この、「Milcent Jacky」という
友人邸から近いというパン屋さんのガレット・デ・ロワが
数年前にこの「ガレット・コンクール」で優勝したのだとか

「Patisseried du  Reve」のガレットは
パティスリーらしい
フランジーヌのカスタードクリーム風味が強く
甘~い、ケーキのようなガレットで
メゾンドショコラのガレットは
いわずもがな
フランジーヌにショコラの入ったガレットで
全部美味しく頂きました~

 

フェーブは一個も当たりませんでしたが

とても楽しいガレット・デ・ロワゲーム になり...



 

とんかつですが
豚のほほ肉のとんかつなんですって~
柔らかくて美味しかったです

サラダも美味しくて
シェフに聞いてみると
ヨーグルトとワインビネグレットのドレッシングということです

レタスのように
少し歯ごたえのあるお野菜には
こういうドレッシングが合うんですね~

 


 

胃袋を一晩煮込んで
セルフィーユやコリアンダーも入った
コンソメ味のスープ

ガレットからスープまでしっかり頂き
美味しくほろ酔いの
楽しいガレットパーティーでした~