親父と息子の口喧嘩(「新型ミサイル試射成功」と北朝鮮発表) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

親父「北朝鮮国営の朝鮮中央通信は15日、新型の地対地中長距離弾道ミサイル『火星12』の試験発射に成功したと報じたそうだ(NHK NEWS WEB5月15日 7時37分) 。

北朝鮮は国営メディアを通じて、14日、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いの下、新型の中距離弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表したわけだが、これは準ICBMとでも言うべき新型弾道ミサイルなんだろうね。

射程が4000キロという分析もなされているようだから、グアムには楽に届くはずだ。」

 

 

息子 「準ICBMとなると、トランプ氏の言うレッドラインを越えたかもしれないということだろうかね。

 

韓国に親北政権が出来たことで、妙に自信をつけたのだろうか。」

 

親父「米国の科学者組織『憂慮する科学者同盟』はウェブサイトで独自の分析結果を公表し、今回のミサイルの射程は、米国領グアム(北朝鮮からの距離約3400キロ)を圏内に含む「約4500キロ」としたそうだ(毎日新聞 5/14(日) 23:08配信)。

 また、海自の元自衛艦隊司令官の香田洋二氏は飛行時間が約30分だったことに注目し、米ソ冷戦時代のICBMは射程1万キロで、飛行時間が30分だったから、一般論で考えれば今回のミサイルはICBMと同じ程度の能力を持っていると語ったそうだ(同上)。

こんな分析が出てくるようでは、米国が北はレッドラインを超えたと判断する可能性は高くなってきたな。」

 

 

息子 「普通に考えれば、アメリカはレッドラインを越えたと認識する可能性がある。

そして、韓国はせっかくの新政権が、北朝鮮への態度を硬化せざるを得ない。

 

新型ミサイルは、ウラジオストク近辺へ落とされたわけで、ロシアも厳しい対応を取ってくると予想される。

シナ共産党は、一帯一路とかいう会議の真っ最中で、メンツ丸潰れ。

 

四面楚歌の状況を自分で作っている気もする。

けれども、もしここを切り抜ける手段があるとすれば、徐々にシナへ牙をむくことだろうね。

 

現在、周辺諸国と世界の大国にとって、唯一の他国への侵略の可能性のある国は、実はシナだ。

 

北朝鮮がそのシナを抑える役目を担うのであれば、他国は裏から徐々に支援していくはずだ。

 

新型ミサイルについても、韓国のTHAAD配備が固定し、それを最も嫌がっているのは、シナだ。」

 

親父「今回のミサイル発射については、妙なことが起こっている。

実は、平安北道亀城市付近の飛行場で13日未明、弾道ミサイルの発射に向けた動きがあったんだよ。
飛行場に移動発射台が展開し、13日未明までに、ミサイルを起立させる作業が行われたんだそうだ(朝日新聞デジタル 5/13(土) 15:07配信)。

だから、丸一日間、北はミサイルを発射姿勢のままで放置していたことになる。

これ見よがしの挑発行動は、米軍に対する予告行動であったともとれなくはない。

今朝の虎ノ門ニュ-スでは、青山氏が盛んに強調していたな。

つまり、このミサイルは、現在日本海で警戒行動中のカ-ルビンソンに向けて発射したものだが、前日からの発射予告により、ミサイル発射は単に示威のためのものにすぎないことを米軍に伝えようとしていたんだそうだ。

それにしても、危ないことをするな。

カ-ルビンソンが本気で反撃したら、戦争になっていたかも知れないじゃないか。」

 

 

息子 「弾道ミサイルの撃ち方について、『危ないことをする。』という表現は、面白いな。

 

まぁ一度、西の黄海へ落ちるように撃ってくれないだろうかね。そうすれば、シナ以外の周辺国の態度がガラリと変わるだろうねぇ。」