親父と息子の口喧嘩(ノーベル賞を辞退?大体ノーベル賞とは何だ?人種差別選考が平和賞!?) | 親父と息子の口喧嘩

親父と息子の口喧嘩

ある親父とある息子が、社会の色々な事柄について論じます。
こんなことを考えている親子もいるのかと、ぜひぜひ少し覗いてくださいな。

息子 「珍しくこちらからテーマをあげてみよう。

 

先日、歌手のボブ・ディラン氏のノーベル文学賞受賞が決定したね。その後は何故か沈黙を守り続けていて、授賞式に出席するかもわからないそうだ。

 

さて、これ程毎年騒がれるノーベル賞とは何だろうか。これは、スウェーデン・ノルウェーで生まれた”アルフレッド・ノーベル”氏の遺言に従って1901年から始まった世界的な賞だ。

 

ご存知の通り、ノーベル氏はダイナマイトの発明者だね。遺言通り、5分野(物理学、化学、生理学・医学、文学、平和)で、顕著な功績を残した人物に賞が贈られる。

因みに経済学は、後から別の団体が死後70年経ってから、作った賞で、ノーベル賞ではない。

 

そして、平和賞だけが完全に浮いているのが分かる。研究学問分野ではないからだ。やはり平和賞は、あからさまな政治的意図で与えられている。作家のサルトル(文学賞)と、もう一人ベトナムのレ・ドゥク・ト氏が平和賞授賞辞退をしている。

 

今やかなりもてはやされているノーベル賞ではあるが、以前は酷い人種差別を行っていたね。破傷風菌・ペスト菌を発見した”北里柴三郎”氏が受賞出来なかったこと(共同研究のドイツ人のみ授賞)や、人工癌研究のパイオニア”山際勝三郎”がノミネートされた際には、選考委員たちが『東洋人にはノーベル賞は早すぎる』と堂々と議論がなされていたそうだ。

とすると、ノーベル賞は研究の本質よりも人種を重んじ選考していた訳だ。

 

さて長くなったが、こんなノーベル賞を世間がこれほど騒ぐのはどうなんだろうかね?」

 

親父「人種差別のためかどうかは知らないが、ノ-ペル賞を受賞しても不思議ではなかった日本人として、お前さんが挙げた他に野口英世、高峰譲吉、鈴木梅太郎の三氏がいるな。」

 

親父「いくら3年連続の受賞にしても、メディアの騒ぎは大きすぎるな。

貰えなかったら人種差別、貰えたら有頂天の馬鹿騒ぎでは、それこそ白人コンブレックス丸出しじゃあないのかな。

この賞にそれほどの値打があるのかねぇ。」

 

息子 「そうだよね。最近は韓国・中国がノーベル賞を取れないというニュースがあるが、白人側にまわっただけという話もあるな。

 

子供の頃、ちょうど空前のF1ブームでね。日本人だけが白人に混ざってF1レースに出ていたのが、不思議だった。

その頃聞いたのが、『日本人はバナナだ』という話。外身は黄色だが、皮をむけば白い、という揶揄だった。またそうならなければよいがね。

 

さて、平和賞はノルウェーで選考されるそうだ。たった5人のノーベル平和委員会のメンバーによってね。それも相当な政治からの圧力があるそうだ。長年メンバーを務めた人の暴露本が出て、酷い内幕がバラされたそうだ。

 

ここの虚構新聞の記事が面白い。

『ノルウェー・ノーベル委員会は4日、今年のノーベル平和賞を、ノーベル平和賞を主催する「ノーベル財団」に授与すると発表した。授賞理由は「ノーベル平和賞の創設と授与を通じた国際平和への貢献」。100年以上にわたって平和推進に尽力してきた積極的な姿勢が評価された。』

 

『ノーベル委員会のダンケシェーン委員は「国際平和や人権擁護活動に対して社会的な関心を高める役割を果たしてきたと評価してくれたノーベル委員会のダンケシェーン委員に心から感謝を述べたい」と受賞の喜びを語り、自身の右手と左手で固い握手を交わした。』

 

ノーベル平和賞に『ノーベル財団』