3/9(水)NMB48 Live House Tour 2016〔ZeppNagoya〕総括レポ | 【NMB48徹底応援宣言】猛虎バイブル~大阪てっぺんとんで!~

【NMB48徹底応援宣言】猛虎バイブル~大阪てっぺんとんで!~

NMB48(たまに阪神タイガース)が主なテーマのブログです。
ニュース・情報から個人的見解まで自由に書いています。
遠方ファンのため普段は在宅で、時には現場へ飛び出して「フィールドリポーター」として会場の熱気をお届けします。

2016年3月9日、Zepp Nagoya での「NMB48 Live House Tour 2016」へ行ってまいりました。遅くなりましたが、現地で感じたことなどをまとめます。
今回も相変わらず長文で、約7,000字です。レポの概要を最初に言っておくと…前半誉めまくっておいて、後半はスパーン!と落とします(笑)
辛口で言っているところも、個人的にチームBⅡには期待値が高く、チームBⅡならそれぐらいできてほしいと思って書いていることですので、どうかご容赦ください←

image

――――――――――――――――

■ツアー評価
まずはチーム全体に関してみた「セットリスト」「演出の工夫・独創性」「客の盛り上がり度」という3つの観点、および「総合評価」としてA°・A・B・C・D・Eの6段階でランク付けしたいと思います。

〈評価基準〉
A°…史上最高クラスに秀でている
…大変優れている
…良い
…次第点
…大いに改善点あり
…史上最悪レベル

<これよりツアー中の写真は全て金子剛支配人Google+より拝借>


【1】セットリスト (★★★★★☆)A
初日のセットリストを単体として見た場合、言うことないぐらい素晴らしい構成だったと思っています。
[2daysのセットリストを総合的に見た時には正直思うところがあるのですが、2日目は行っていないので敢えて何も言いません(笑)]

このみんのチームBⅡ楽曲Remixメドレーは圧巻でした。常にどんな仕掛けがあるんだろう?とワクワクするといいますか、コールやMIXをちょっと忘れて純粋に音楽やステージを楽しんでいる、そんな時間でした。個人的には5周年ライブの紅白Remixよりお気に入りです(*^^*)
このRemixメドレー、ライトなファンにもウケが良くて大成功だった言えるでしょう。

全体曲のセレクトも単に盛り上がる曲を選びましたよというのではなく、1曲1曲に対して選曲した意図・込められている想いを感じました。

例えばアンコールの『抱きしめちゃいけない』は「梅ちゃんセンターの曲を一緒に歌いたい」というチームメイトの総意だったと聞いています。
またアンコールラストの曲として『To be continued.』を選びましたが、最近メンバーの中でTbcに対する思い入れがますます高まっているというのは、昨今のBⅡ公演を見ている方ならご存知だと思います。心から大切にしている曲を大トリとして選んだ、これもメンバーがセットリストの1曲1曲を大切にしている現れだと思います。
本編の終盤で歌ったのは現チームBⅡとして最初に披露した『三日月の背中』。そしてもう1つ、三日月と言えば、以前チームBⅡと兼任していたSKE48の高柳明音ちゃん、ちゅりを送る会でメンバーがサプライズで掛けて涙したというのも記憶に新しいですよね。ツアー初日はチームKⅡ公演のため駆けつけることはできませんでしたが、ちゅりが「大好きな曲」と話す『三日月の背中』を歌っている時のメンバーみんなの姿は、まるでSKE劇場に向かって「ちゅりさーん!」と語りかけているようでした。

チームBⅡの愛情が詰まった集大成を感じるセットリストでした。

16030926

最高のA°ではなくAにしたのは、普段やらないような「あっ!」と驚くものが正直なかったこと。
BⅡのツアーのセトリの特徴は「ファンが喜ぶことを第一に考えてくれていること」「NMB楽曲にこだわらない(開放的)ため、良い意味でファンを裏切ってくる」の二点だと考えているのですが、今回は後者のカラーが薄く、意表を突かれることはありません(あっても予想の範囲内)でした。根っこからのBⅡ推しにとっては満足度に欠けるものだったのではないでしょうか。
ただBⅡのカラーが十分に出ていた、後者がなくても完璧だったと言えるほどしっかり練られていました。「王道セトリ」としてはパーフェクト、過去最高クラスだったという評価です。



【2】演出の工夫・独創性(★★★★☆☆)B
ステージはメインで踊る下段と上段の2つがあり、もちろんメインは下段です。

基本的なライブでは下段に選抜メンバー、上段には選抜以外…などと踊るメンバーは固定されているものなのですが、BⅡのツアーではみるきーや柊ちゃん・凪咲らが上で歌う機会も多く、限られたステージを行き交う様子が印象的でした。

特にスタンディングの後方にいると下段のメンバーは見づらいですから、上段にも上がってくれるのはとてもありがたいです。


1603093

曲紹介や煽りなども今まであまりやらなかった若手メンバーが担当する機会が多く、ツアーを通してチームを底上げしようとする姿勢が感じられました。


ただ併せて演出面の随所に「詰めの甘さ」が見えたのも事実、以前からのBⅡのウィークポイントが改めて鮮明に出たなという気がしました。(詳しくは後述にて)

独創性という点では、タオルを使っての『らしくない』がそれにあたるかなと言いたいところですが、過去にかつてのチームMがツアーで『北川謙二』タオル回しをやっていたこともあるので微妙なところ。さらに言えば2F席の方は問題ないと思いますが、1Fスタンディング密着したところでタオルを回すというのは結構難しいんですよね。もしタオルを回すだけではなく、MC(煽り)の時に頭上に掲げるとか、いろんな使い道があれば加点要素でしたが、回すだけだったので突出したオリジナリティがあったとまでは言えませんでした。



【3】客の盛り上がり度(★★★★☆☆)B
私は1Fスタンディングの後方から見ていました。
最前列(ステージ)付近のお客さんが盛り上がるのははっきり言えば当たり前、真のライブハウスツアーの盛り上がりを測るバロメーターは我々のいたスタンディング後方まで熱気が伝わっているかといっても過言ではありません。

では後方エリアの盛り上がりはどうだったのか?
メンバーはライブ後のSNSでたくさんコールがあって嬉しかった、などというコメントが見受けられましたが、残念ながらそこまでではなかった…というのが実情でした。「(ライブ全体を通して)自分が声で引っ張っていたなぁ」という自覚があったからです。離れ小島のように目立ってたのかメンバーがこっちを見てくれることが多く素直に嬉しかったですが、やはり理想は周りがうるさくて自分の声がかき消されるぐらいぐらい。

そんなファンの熱気を上げる1つのきっかけとなるのがメンバーからの煽り。
煽りについて先程の【2】にて担当するメンバーは工夫されていたのが良かったと言及しましたが、問題はその中身。ある程度の煽りは出来ていたのですが、どちらかと言えば定型的なもので、本気でボルテージを上げたろうというものではありませんでした。
もともと客側に問題があって…というなら話は別ですが、メンバー側に改善の余地があったと思いますので、評価はBとしました。
公演見ててもツアー見ててもBⅡは控えめなファンが多めの印象なので、そこを掘り起こして欲しいですね。




【総合評価】(★★★★★☆)A
総括すると、細かい修正点はあれど約2年間築きあげてきた「上枝・梅田チームBⅡ」のクライマックスにふさわしい素晴らしい初日であり、特にメンバー個人個人の「進化」も印象深い凝縮された2時間30分でした。

16030919


――――――――――――――――
■個人賞
ここで気になったメンバーをピックアップ、「個人賞」として発表します。

【MVP】内木志
序盤からユニット、後半、アンコールと全体を通して、ほぼダントツで『心(志)惹かれた』のは、文字通りここちゃんでした。実際に公演やツアーを見るたびアイドルオーラが輝きを増しており、パフォーマンス面でも確かな成長の足跡を感じます。チームBⅡに入った頃は控えめで、もちろん今も性格としての謙虚さというイメージに何ら変わりはありませんが、それとは対照的に加入時から劇的に変わったのがステージに立った時の自己主張の強さ、この強烈なギャップがクセになるんでしょうね。特に『片想いよりも思い出を…』での純然たるダンスと弾けるような笑顔は"美事"。『片想いよりも思い出を…』はセンター柊ちゃんのために作られたんじゃないかと言っていいぐらい柊ちゃんにマッチする曲ですが、この日ばかりは自分の中でのセンターは「内木志」でした。



【楽曲賞渡辺美優紀(Dear J)、木下春奈(愛しきナターシャ)、安田桃寧(おNEWの上履き)、川上千尋(なめくじハート)
ユニット曲の中で特に印象に残ったメンバーを『楽曲賞』として挙げています。まずはトップバッターから『Dear J』のみるきーが作り出す世界観に魅了されました。個人的にもみるきーのユニットに関しては、アイドル系の曲よりも断然ダンスナンバーやクールな曲派なんですよね。

1603094


その後の『愛しきナターシャ』もはるちゃんがセンターに立ったのを見た瞬間から、「おーこれはすげー!!」と。もうピッタリな曲ですよね。単なるカッコいいを超越した勇ましさが備わっていて、木下春奈からしか出せない「威厳」が漂っていました。

1603095


ドラフト2期生での『おNEWの上履き』で最も目がいったのは安田桃寧ちゃん。前回入った「逆上がり」公演でも「これは将来の"シアターの女神"になるな」と気にかけていたメンバーの1人でしたが、おNEWを見ていて改めて「新人離れ」しているなと確信したところです。

1603097


そしてBⅡの超アイドル選抜で構成された『なめくじハート』は、誰を見るか迷うほど4人とも良かったのですが、中でも際立ったのがちっひー。昨年アリーナツアーでも同曲を披露したのを実際に見ているんですけども、今回はライブハウスツアーということで近くで見るとまた一段と眩しかった。これぞ純情可憐な美少女!と心が洗われます。1603099



最後に「楽曲賞」の中には入れませんでしたが、会場の温度の高さで言えば1番なぎっしゅーの『ハートの独占権』でした。同曲はBⅡのみならずNMBのライブの定番になりつつあって、「確かにコンビでやるにはピッタリだけど、メンバーにそこまで人気なんかな…」という想いもありましたが、今回のツアーを見る限りファンにとってコールがしやすく盛り上がる曲として重宝されているんだろうなと納得しました。

16030910




【MC賞】林萌々香
現在のチームBⅡの自己紹介MCのトレンドはとにかく小ネタを"被せる"こと。
今回のツア―初日で最初に被せてきたのがモカちゃんでした。「モカちゃん!行きまーす♪」がとにかく可愛すぎて、そのキュートさにメンバーからも「もう1回やって」とアンコールを求められるほど。映像化されないのがただただ残念です。

【全力投球賞】渋谷凪咲
一生懸命にがむしゃらに踊っていたメンバーを選ぶ「全力投球賞」、これはダントツで凪咲を選びました。全力で踊っていながら、その綺麗に魅せる"カタチ"もしっかりとしていて、「美しい」の一言でした。

【急成長賞】松岡知穂
前回チームBⅡ公演を見た時からぐっと成長したなと感じたメンバーを選ぶ「急成長賞」は、松岡知穂ちゃんに贈ります。『高嶺の林檎』の知穂ちゃんのダンスは力強くキレキレで、訴えかけるようなものを感じました。存在感の出てきた知穂ちゃん、近いうちにぜひ『なんでやねん、コンビ』ではるちゃんとのタッグを!




福岡に向けて…必須改善ポイント

良いツアーだったのですが、1点だけどうしても苦言を呈したいのが『チームBⅡ推し』
『チーム○推し』は各メンバーが考えるサビでの「セリフ」が命、メンバーとファンが一緒に言うことで一体感が生まれる曲です。つまり「ファンが各々のセリフを熟知していなければ、この曲をやる意味はない」と言っても過言ではありません。
しかしメンバーのセリフをどれだけのファンが言えたか。全員とは言わないまでも、せめて半分のメンバーのセリフでも良いのですっと言えたファンの人はどれくらいいたのか…本当にごく僅かだったと思います。
これは知らないファンの人が悪いのではなく、単に知名度不足です。

今まではモニターを使うアリーナクラスの箱でのライブが多く、モニターに映し出される歌詞(セリフ)を追っていたので、成立していました。
しかし今回は歌詞が見れるモニターを使わないことは分かっていたわけですから、敢えて事前に予告しておいてレクチャー動画としてYoutubeのNMBチャンネルで公開するなり歌詞をブログやTwitterで上げておくなりして覚えてきてもらうとか、当日モニター以外で歌詞が見えるような工夫をするとか、やれることはいろいろあったはず。さらに今回はドラフト2期生が仲間入りして初の『チームBⅡ推し』となったわけですが、何らコールに関する説明もありませんでした。
えーりん(安藤愛璃菜ちゃん)の出演時間の都合上『チームBⅡ推し』を、曲前の説明(セリフ講座)がしにくい序盤に持ってこざるを得なかったというのも分かります。でもそれを踏まえて考えないと、あまりにもステージと客席との間で温度差がありすぎます。


もっと言えばドラフト2期生のセリフが非常にコールしずらい(^▽^;)
安田桃寧ちゃんは「お供してくれますか?」でしたが、ファン側としては「お供します!」と言える方が確実に盛り上がります。

 〔現  在〕
      「あなたは今日でももね推し」→(1小節あける)→「お供してくれますか?」

 〔改善案A〕※今まで通り1小節あける場合(お供してくれますか?は削除)
      「あなたは今日でももね推し」→(1小節あける)→「お供します!」
 〔改善案B〕※どうしても『お供してくれますか?』と問いかけたい場合(間髪入れずに)
      「あなたは今日でももね推し」→「お供してくれますか?」「お供します!」

村中有基ちゃんも「雪が降ってきたー」よりは、ネタ要素高めになっても「奉行ー!」とかの方が面白くてコールもしやすい。別にセリフはキャッチフレーズから抜き出さないといけないという決まりはありませんからね。
これはセリフを決めたドラフト生が悪いと言うよりは、オリジナルの『チームB推し』からバリバリやっていたメンバーも複数名居るわけですから、そういうことを先輩メンバーがちゃんとアドバイスしてあげないと。

「たったセリフ1つにこだわりすぎ」と言われるかもしれませんが、それぐらい『チームBⅡ推し』のコール難易度は最高レベルの曲です。今のままではメンバーとファンの間に温度差があるのは明らかで、メンバーの自己満足でやったと批判されても仕方がないだろうと思います。ライブで盛り上がる素晴らしい曲を台無しにしていると言わざるを得ません。

しかも『チームBⅡ推し』は曲の性質上フルサイズでやらなければならず、5分も尺をとられてしまいます。今回のような中途半端なことをするぐらいなら、1ハーフサイズを2曲やる方がマシだろうと、『チームB推し』を見てきた身からすると、今の『チームBⅡ推し』はそれぐらい酷いです。こういうところがチームBⅡの「詰めの甘さ」なんでしょうね。



今のところメンバー側が何かするという気配もないので、、、自分で作ったコール表でよければ参考になさってください。<各メンバーの順番は完璧に記憶していないので、間違っている部分があるかと思います。ご了承ください。>



――――――――――――――――


<整理番号後半でも楽しむためのポイント>
ここからは1Fスタンディングで若番に当たらなかった方々のために、自身の経験を交えて2つのポイントを紹介します。

①前のブロックも要確認!
ライブハウスでは手すり(仕切り)が一定間隔にあるため、実質数ブロックに分かれています。
出入口から中に入った瞬間は前の方の様子が確認しずらいので「既にいる人の後ろしか空いていない」と思い込みがちですが、冷静に中を見渡して前のブロックの様子を伺いに行ってみると、センター付近も含めて1~3列分ごっそり空いていることも。遠慮なく前のブロックへ行ってみましょう。


*イメージ図(:観客)

livehousetourrepo1




②前とのスペースを気持ち広めに!〔特に各ブロックの最後列付近に居る場合〕
入場が終盤で「これ以上人が来そうにない」と余裕がある場合は、前に詰めすぎないことがポイントです(前の人の頭で視界を遮られないため/ペンライトを振りやすくするため)。かといって何が何でも最後列を確保しようと前のスペースを空けすぎるとそこに人が入られて見えなくなり本末転倒となってしまいますから、入られない程度に空けておく、ということですね。(もちろん多くの人が来られた場合は前へ詰めなければいけませんが)


昨日私が入ったZepp Nagoyaは「1,000番台」(1,300番台中)、モバイル枠当選としては良い番号ではありませんでしたが、後ろから数えて2つ目のブロック前の最後列付近に陣取りました。それでも距離的にはコンサートホール10列目ぐらいの近さを感じました。また前の人と距離をとっていたため、ステージのメンバーもしゃがんだ場合を除いて、見やすく身動きもとりやすかったです。



その他の注意事項としては、傘が必要な天気の時には折り畳み傘で行き、会場に持って入ること。
普通サイズの傘は邪魔になるため、会場外の仕切り用のフェンスに掛けて入ることになってしまいます。となると問題は帰る時。場所を決めて掛けておいたはずの傘が並び替えられたのかごっちゃになっていて、雨に濡れながら大量の傘の中から自分のものを探すとなると一苦労。間違えて持って帰られたなんてケースも少なくないようです。
かといって名古屋の初日のように本降りの場合は「傘を差さない(持ってこない)」というわけにもいきません。もし、傘が必要なら「折り畳み傘」を持っていって会場に手荷物として持ち込むことで盗難される可能性も外に放置するよりは低いはずです。なおその際に会場付近のどこかのショッピングモールなどで前もって傘用の細長いビニールをあらかじめ調達しておくといいでしょう。


ライブハウスツアーは福岡・東京・仙台、そして地元・なんばと続きます。
アリーナやホールと比べれば窮屈さはありますが、ステージからの距離の近いライブハウスならではの魅力を存分に楽しんでくださいね(*^^*)