この話は

 

ずっと以前

テレビの医療番組が

「家族が 水虫にかかった時の 対処法」

というテーマを やっていた時

 

世間が持つ

水虫 という病気の イメージって

なんか 面白いなあ

 

と 思ったことがあって

 

今回 

マンガにしてみました

 

 

 

 

 

その番組では

再現ドラマが 挿入されていて

 

水虫患者役は パパ

 

他の登場人物は

水虫に やたら神経質になってる ママと

幼稚園児の息子&ベビー

 

 

 

ドラマの中では

パパが 水虫だ と いうだけで

まるで

世界の破滅を目論む

ダース・ベイダーのように 描かれれていて

 

それが

実に おかしかった

 

 

 

そのダース・ベイダーが

恐ろしい生物兵器を 撒き散らすことが

ママには 許せない

 

そこから 出ないで!

 

使い終わったタオルは

袋に入れて 密封して!

 

お風呂は 最後に入って!

 

などと

パパを隔離したり 排斥していく

 

 

 

ドラマの途中で

そのママの対応が 正しいかどうか

何回か

クイズとして 挟み込まれるんだけど

 

 

 ママの態度が

エスカレートしていくに 従って

 

夫婦仲は

だんだん 険悪に

 

 

 

ホントは パパのこと 大好きだよ

 

だけど 私にとって

子どもたちの命を守るのは 至上命題

 

 

顔で笑って 心で泣いて

 

パパへの攻撃を 益々強める

ママ

 

 

例えば

パパに 子どもとは 顔を合わせない

時間差生活を強いる とか

 

 

その仕打ちを

ムッ としながらも

甘んじて受ける パパ

 

 

ここまできたら

挟み込まれるクイズは

最早

ジョークの 域

 

 

 

その エスカレートする展開に

 

 

水虫って

そこまで嫌われ者だったんだ…

 

目から ウロコが ポロリと落ちた

 

 

だって

 

私の父も 水虫だった

 

父は

幹部を乾燥させることが 大事だから

と言って

家の中を

ペタペタと 裸足で歩いていた

 

タオルは 別々でも

バスマットは 同じものを使ってた

と 思う

 

 

そんなことしてて

よく 他の家族に 伝染らなかったな

 

 

 

 

そして 私は 思い至った

 

 

ああ それは 時代の違いだ

 

 

考えてみれば 私の子どもの頃は

学校での予防接種の 時

一本の注射器を

3~4人の子どもに 打っていたもんね

 

そのせいで 今 肝炎になってる人

結構いるんだよね

 

 

衛生観念を持つことは

とても 大切だよね

 

 

 

だけど

 

 

 

 

その再現ドラマで 出てきた子どもは

年長さんくらいの男の子と

ハイハイベビー

 

 

そのくらいの年頃の 男の子って

泥足のまま

家の中に 突入してきたり

 

ベビーは

ハイハイし始めると 家中のゴミをつまんで

それを もぐもぐしたりするんじゃないのかな

 

 

 

 

3歳まで リードを付けざるを得なかった

ケダモノのようだった 我が家の息子と

 

ハイハイしてて

気がつくと うれしそうに

スリッパの裏を舐めていた 我が家の娘は

 

 

どう 考えても

バイキンと共生できる 免疫力のおかげで

無事 成人できた

私は 思ってるんだけど…