こんにちは。栃木県日光市JR下野大沢駅前の阿部整骨院、院長の阿部洋志です。
ひどい五十肩の時の心構えについてお話します。
もし、お仕事や軽い作業、家事なども全く出来ない場合は
治療や安静を保つことに専念し
肩の回復を最優先させるべきです。
肩関節のサラシ固定をお勧めします。
また、治療の時には楽になっても
仕事や持ち帰りの残務をしていると
痛みや症状が戻ってしまう、悪化する場合
これも安静が必要です。
折角治療で楽になっても
安静を保てなければ
修復作業が行われない
又は、それ以上に患部を酷使して
組織を壊し続けているということになり
回復から遠のきます。
痛みどめを飲みながら
酷使するということは
かなり肩も消耗します。
ブレーキがこわれたまま
アクセルを踏み続けるようなものです。
せめて負担を書けない方法をとっていただきたいと思います。
修復のスピード、程度にも限度はあり
それを踏まえた上で
お仕事で頑張っていただきたいのです。
絶対治るという気持ちと
体をいたわる冷静な決断と
両方があって
好ましい回復結果が期待できます。
時には、自分のお体のことを
優先させてあげてもよろしいのでないでしょうか。
責任感のある日本的な生き方をされている
ベテラン社員、職員の方にご注意いただければ幸いです。
その仕事は
自分ひとりでやらなければならないのか
足どまって考えるいい機会なのかもしれません。
再度申し上げますが
どうしようもないほどの肩の痛み
炎症が強く
肩を同じように使い続けなければならない状況の時
最もすべきことは
肩の関節の固定です。
安静も加えることができれば
なお良いです。
肩のサラシ固定であれば
ある程度肩の関節を動かすことはできます。
ギプス固定のような強固な固定ではありません。
逆に、全く動かないように固定した場合
関節の拘縮が起こりやすくなります。
最低でも、寝る時には
三角巾(風呂敷でもOK)で痛い側の
手を吊って寝ましょう。
でも、万が一三角筋が首にかかると危ないので
やはりやめておきましょう。
二の腕を体幹と一緒に
巻き込むのであれば
良いと思います。
また、痛い側の肩と同じ肘の下に
枕を入れるのも
結構楽ですよ。
自分にする肘枕ということになります。
急に痛くなった時やじっとしていても痛い時は
決して温めないで下さい。
お酒、お風呂、運動禁止です。
お話は変わりますが
回復力は、年齢によって下降する傾向があります。
それゆえ
予防的な考えを持つことが大切です。
このブログも予防に役立つ記事がいくつかあります。
サイドバーから
ストレッチングの記事をはじめ、ご利用いただければ幸いです。
パソコンだと容易です。
