1.荒野の一ツ星
1月9日 (ゴールデン洋画劇場)
 「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

 

2.殺して祈れ 
1月15日 (木曜洋画劇場)
先週の『荒野の一つ星』に続いて今夜の『殺して祈れ』もTV初登場です。この映画も記憶はさっぱりありません。そこでネットを検索すると、まずビックリしたのは、本映画のポスターの写真が、「マカロニ・アクション大全」という本の表紙に使われていたことです。

 

出演者はコロンビア人のルー・カステル、アメリカ人のマーク・ダモン、監督がイタリア人のカルロ・リッツアーニ、音楽が同じくイタリア人のリズ・オルトラーニで、ジュリアーノ・ジェンマ主演の『怒りの荒野』があります。この映画に関してはネットで、マカロニ・ウエスタン・マニアックス特命編「殺して祈れ」を是非とも検索して見てください。日付はSep17.2011で宣伝用キャッチ・コピーを読むと、胸がわくわくしてきます。これこそがマカロニであり殺し屋牧師の本領発揮です。

朝日新聞出版「マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション」 14号-27

 

3.裏切りの荒野 (2回目)
2月2日 (月曜ロードショー)
「フランコ・ネロ特集」に書いてあります。

 

4.女ガンマン皆殺しのメロディ 
2月7日 (土曜映画劇場)
今夜の映画は1971年イギリス製作、日本未公開なので特に話題もなく、通り過ぎてしまった作品のひとつかもしれません。しかしながらクエンティン・タランティーノ監督が、本作品をベースにした『キル・ビル1.2』の大ヒットにより、DVDを購入して観ることにしました。

 

30年以上も前に観たことがありますがDVDを観ていくうちに、いくつかの場面を思い出しました。特に主人公のハニー(ラクエル・ウエルチ)に、スペインのアルメリア海岸で銃職人(名優クリストファー・リー)が銃の使い方を教える場面です。

 

ネットを検索すると、主演のラクエル・ウエルチの主な作品として、『恐竜100万年』、『ミクロの決死圏』(何と、この映画のワンシーンが村上春樹氏の小説1Q84に登場しています)、『カンザスシティの爆弾娘』などがあります。ドラキュラ博士役で有名なクリストファー・リーは、この映画のあと『スターウオーズ/エピソード2』や『ロード・オブ・ザ・リング』などの大作にも出演しています。

 

さらには悪人役のアーネスト・ボーグナインもその後、『ポセイドン・アドヴェンチャー』や『ワイルド・バンチ』などの大作にも出演しています。このようにマカロニ・ウエスタン映画のその後を検証していくと驚くことばかりです。もともと本映画はイギリス製作ですが、マカロニ・ウエスタンとして受け継がれています。

 

それではストーリーを極簡単に書きます。銀行を襲ったクレメンズ3兄弟は、逃亡用の馬を盗むため牧場に向かう。地主のクローデルを殺し、妻のハニーをレイプして去って行く。そして復讐を誓うハニーは賞金稼ぎのプライス(ロバート・カルプ)から射撃を習い、また前述の銃職人より銃を授かり、二人でクレメンズ3兄弟を追い駆ける。ストーリーだけなら退屈極まりない映画(従来の映画評論家は、そう言って片付けてしまう)でしょうが、このようにブログを書いていくと、再度観たくなってくること受け合いです。

 

5.情無用のならず者 (2回目)
3月1日 (月曜ロードショー)
この映画も4年前の2月25日のゴールデン洋画劇場で放映されていました。その時はネットの情報を調べないで書いてしまったので、今回はかなり検索して読みました。監督は名も知らない人でしたが、音楽がフランチェスコ・デ・マージなので、サントラ盤が欲しくなってきます。イタリア、スペイン合作で1967年製作となっており、日本公開は1968年でした。

 

出演者は『さすらいの一匹狼』のクレイグ・ヒルと、『夕陽の用心棒』および『続・荒野の1ドル銀貨』でジュリアーノ・ジェンマと共演したジョージ・マーティンです。ほかに悪役専門のアルド・サンブレルも出演しています。

 

ネットでは10枚ほどの写真が載っており、ストーリーも詳しく書かれています。内容的には結構面白そうなので、DVDの販売が待たれる作品のひとつだと思います。それにしても、こうしてマカロニ・ウエスタンのブログを書いていると、劇場公開時はともかくTV放映された日に、どうしてビデオを撮っておかなかったのだろうか、と悔やんでいる人は数知れないことだと思います。

 

筆者の場合は、せっかく長い間洋画雑誌のスクリーンを愛読していたのに、全部捨ててしまったことです。辛うじて日記にマカロニ・ウエスタンの映画を、TVで観たということだけ書いてありました。もちろん感想なんか書いてありません。当時はマカロニ・ウエスタンが、こんなにも多くの方々に愛され続けていくとは思ってもいなかったからでしょうか。
 
6.荒野の1ドル銀貨 (3回目)
3月22日 (月曜ロードショー)
「ジュリアーノ・ジェンマ特集」に書いてあります。

朝日新聞出版「マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション」 2号-2

 

7.虐殺砦の群盗 
3月30日 (火曜映画劇場)
今夜の映画は日本での劇場公開が1968年3月となっており、当時は『猿の惑星』と一緒に映画館で観た記憶があります。当然、『猿の惑星』が話題になっていたので、『虐殺砦の群盗』に関しては何の感動もなく、こうしてTVで観ても、ただ単に過ぎ去っていった映画の一本でした。

 

ネットを検索すると、製作国がドイツで主演のロバート・ウッズについては記述がありませんでした。その他の出演者も知らない俳優ばかりです。しかしながら日本で劇場公開されており、こうしてTV放映されたということは、かなり面白い作品だったのかもしれません。

 

ネットでおおよそのストーリーを読んでみると、場所がメキシコのある村で盗賊のエル・スプレモ一味が神殿にある伝説の宝物を探している。一方、この地に住んでいる若いガンマンのペコス(ロバート・ウッズ)が、エル・スプレモ一味を滅ぼそうとして、その機会を伺っていた。従来のマカロニ・ウエスタンとは趣が違うようで、ストーリーの結末についてはネットを読んで見てください。もしかして伝説の宝物とはマヤ文明の何かだったりして。

 

マカロニ・ウエスタンとは、やはり不思議な何かを持っているようです。SF映画の名作である『猿の惑星』よりも、本映画のほうをネットで検索してしまうのですから。そういう意味も含めてDVDの発売が待たれます。

 (その2に続く)