発車メロディを決めるのに1番苦労したのが、18番目の谷浜駅です。谷浜というように浜の文字が入っていますから、当然海水浴場があります。駅から徒歩5分くらいで、真夏の時は海水浴客で混み合うようです。いろいろと思案した結果、グラス・ルーツの「恋は二人のハーモニー」に決めました。



19番目の有間川駅発車メロディは、矢沢永吉さんの「二人だけ」にしました。今までの歌は、全て二人のとか二人だけの前後には言葉がありましたが、今回は「二人だけ」で後ろに続く言葉がありません。有間川はありませんとも読めますから。



20番目の名立駅発車メロディは、港というよりも漁港といったほうが良いかもしれません。坂本冬美さんの「二人の大漁節」で景気よく行きましょう。歌詞の中に~沖じゃ名うての暴れん坊が、背中丸めて飲んでるお酒~名うてが名立に連動してしまい、すっかり坂本冬美さんのフアンになってしまいました。



21番目の筒石駅発車メロディは、橋幸夫さんの「雨の中の二人」にしました。筒石駅は珍しい駅で、駅舎は地上にあるものの、上下線のホームは全長11、353mの頸城トンネル内にあります。駅舎からホームまで行くにはエスカレーターもエレベーターもなく、階段を使用するという。それも改札口から下りホームまで290段、同じく上りホームまで280段あります。「雨の中の二人」というよりも「トンネルの中の二人」になってしまいました。
 


22番目の能生駅発車メロディは、霧だの、雪だの、雨だのと続いてきたので、そろそろ太陽が恋しくなってきます。ということでウォーカー・ブラザーズの「ふたりの太陽」に決めました。ところで能生駅はのう、と読みますが、筆者は新潟県生まれなので子供の頃から、「アイ、ノウ、ノウ」。英語で書くと「I Know NOU」になります。



23番目の浦本駅発車メロディは、そろそろ中島美幸さんの「ふたりぐらし」の登場です。こうして二人という言葉が付いている歌を集め、ネットで調べていくと知らず知らずのうちに、そこの駅に行ってみたくなってきます。また、散歩しながらスマホでYOU TUBEの動画を聴くこともできます。



24番目の梶屋敷駅発車メロディは、都はるみさんと市川昭介さんのデュエット曲「ふたりの大阪」です。歌詞の終盤にある~ああ抱きしめて ふたりの大阪 ラスト・ダンス~。これですっかり都はるみさんのフアンになること必定です。



25番目の糸魚川駅発車メロディは、ポール&ポーラのデュエット曲、若しくは田辺靖雄さんの「ふたりの星をさがそうよ」です。「ヘイ・ポーラ」のヒット曲で一躍、日本で有名になったポール&ポーラは、日本語と英語で歌っています。ポーラの透き通った声はとても素敵で、可愛い笑顔はいつまでも筆者の記憶の中にあります。



26番目の青海駅発車メロディは、海とくれば加山雄三さんの「二人だけの海」に決まりでしょ。なお、信越本線で直江津駅から柏崎駅に行く途中に青海川駅というのがあります。



そして27番目の親不知駅発車メロディはいろいろと考えた挙句、中島みゆきさんの「この世に二人だけ」に決めました。また越後つついし親不知という水上勉原作の小説が映画化され、1964年5月に劇場公開されました。



最後の市振駅発車メロディは、お互いに再登場の都はるみさんと五木ひろしさんのデュエット曲「二人のラブソング」です。最後の駅ということなので、このようなデュエット曲が相応しいかと思います。



(終わり)