8番目の妙高高原駅から新潟県に入ります。今回、北陸新幹線の停車駅に上越妙高駅ができたことにより、県外に住んでいる人たち、とりわけ九州や中国、四国地方、それに北海道に住んでいる人たちも、これで上越新幹線の越後湯沢駅と北陸新幹線の上越妙高駅との地理的関係が分かったこと第二章と思います。

それはともかくとして、妙高高原駅発車メロディは黒姫駅が「二人の世界」でしたから、ここは佐良直美さんの「世界は二人のために」で決まりでしょ。ということで、無事に長野県と新潟県の県境をクリアしました。



その妙高山を左手に望みながら、山間部を下っていくと関山駅に到着です。関山駅から関温泉、燕温泉を経由して妙高山にも行けます。きっと霧が立ち込める日もあるかと思い、9番目の関山駅発車メロディはマシュマカーンの「霧の中の二人」を是非ともお勧めします。

原題の「As The Years Go By」を「霧の中の二人」と曲名を付けてくださった方はセンス抜群です。筆者は「さよなら涙くん」と訳すのが関の山でした。(YearsとTearsを勘違いしていました。参考までに坂本九さん若しくはジョニー・ティロットソンの「涙くんさよなら」という歌があります)。



10番目の二本木駅発車メロディは、最初の説明でも分かるように山内賢さんと和泉雅子さんのデュエット曲「二人の銀座」です。この歌の作曲はベンチャーズで、他には渚ゆう子さんの「京都の恋」もそうです。二本木駅は線路に高低差があるため、スイッチバック駅なので停車時間中に、スマホで「二人の銀座」をYOU TUBEでどうぞ!


     
11番目の新井駅の発車メロディは、五木ひろしさんの「おまえとふたり」です。何故この歌に決めたかと言うと、歌詞の中に~昔のことは忘れろよ、今のおまえがいればいい、しあわせを、しあわせを、今日からふたりで~にヒントがあります。つまり昔のことは洗い流して・・・・・・今日からふたりで~やり直そうということです。



12番目の北新井駅の発車メロディは、杉山清貴さんとオメガトライブの「二人の夏物語」にしました。次の上越妙高駅で北陸新幹線に接続されます。上越妙高駅の発車メロディが、「夏は来ぬ」イコール夏が来たということで、北新井駅の発車メロディは「二人の夏物語」に決めた次第です。



13番目の上越妙高駅発車メロディは「二人だけのデート」に決めました。歌っているのはイギリスのバンド、ベイ・シティ・ローラーズ(BCR)と同じくイギリスの女性歌手ダスティ・スプリングフィールドです。是非ともYOU TUBEで聴き比べてください。



なお、ベイ・シティ・ローラーズは一昨日に来日し、今日と明日の二日間、渋谷にて公演が開催されます。その後、日本全国を回るようです。この機会に彼等の他の曲も聴いてみてください。

さらにはダスティ・スプリングフィールドが歌う「この胸のときめきを」という曲があります。まさに上越市と妙高市の駅名を合わせた上越妙高駅、そして越後トキめき鉄道。名前と曲のイメージがこんなにも上手く合う発車メロディを他の駅に見出すことは、筆者はできないことでしょう。



ここでは、エルヴィス・プレスリーのカヴァー曲を取り扱いました。
実を言うと、筆者の故郷は上越妙高駅の周辺です。まず高田市と直江津市が合併して上越市になり、その後平成の大合併で新井市、柿崎町などが加わりました。そして北陸新幹線の開業に伴い、従来の脇野田駅から上越妙高駅に変わりました。

14番目の南高田駅発車メロディは、つボイノリオ先生の「雪の中の二人」で決まりでしょ。何しろスキー発祥の地である金谷山スキー場に行くには南高田駅が近いですから。関山駅発車メロディは「霧の中の二人」、そして南高田駅発車メロディが「雪の中の二人」、すると「雨の中の二人」という歌は、どこになるのか以後のお楽しみに取っておきましょう。




さて15番目の高田駅発車メロディは、舟木一夫さんの「二人だけの街角」にしました。新潟県では上越市が新潟市、長岡市に次いで三番目に人口が多い市です。多少なりとも街角というに相応しいと思い、この歌に決めましたが、他にはデュオの「二人の街角」という歌もあります。


      
16番目の春日山駅は、上杉謙信公の春日山城に最も近い駅です。上杉謙信公がいた時代の春日山地方の人口は、京都に次いで2番目だったそうです。それとは関係ないですが春日山駅発車メロディは、やはり新潟県出身の歌手、小林幸子さんの「ふたりはひとり」に決めました。


      
17番目の直江津駅からは日本海に望みますが、北陸新幹線は車両が猛スピードで左方向に曲がるため、上越妙高駅を過ぎた辺りから緩やかなカーブを描き、日本海に沿いながら金沢方面に向かいます。したがって28駅ある中で1番北にあるのが直江津駅です。と、ここまでくれば思い出すのはブルー・コメッツの「北国の二人」でしょ。ということで文句なしの発車メロディだと思います。



(その3に続く)