Body, Mind and Spirit (Harry Whitaker) | ababaとmusic

Body, Mind and Spirit (Harry Whitaker)

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Body, Mind and Spirit (Harry Whitaker)/Black Renaissance

最近ゆるめの音楽紹介が多いので今回はブラックでスピリチュアルな音楽好きにはたまらないアルバムを紹介しますね さらっと聞く事のできない、神経と魂をすり減らしながら死にもの狂いでもうやるかやられるかの世界に達することのできるJAZZ、ちょっと誇張した部分もあるけどそんな感じです


その筋の人には名盤と言われているこのBlack Renaissanseというアルバムは、ブラックルネッサンスと読みますが馬鹿な俺は最初ブラックレナイザンスとかそのままの読み方してたことは内緒ざんす
ルネサンスってよく聞くけどこういう綴りやったんですよ 正直余裕で知りませんでした


このアルバムの中心人物は、Harry Whitakerという人です amazon本国のこのディスクの紹介で"You may not know the name, but keyboardist-composer-arranger Harry Whitaker is a quiet but powerful force in the music industry"
なんて書かれちゃうってことで要はあんましジャズ好きでも知ってるひといないかもやけどこいつは実は音楽業界にひっそりとでかい力を持ってた編曲も作曲もおまかせのキーボーディストだったんだぜってな人です。
日野皓正やRoy Ayersとも交流があったということで、JAZZ好きもいろいろ納得ですね


アルバムの紹介ですが76年作のこのアルバムはマーティンルーサーキングの誕生日に録音されたとのこと かつ、クレジットのBody, Mind and Spiritはこのアルバムのみの一度きりのユニットみたいですね、なんかかっこいいこう伝説に残すエッセンスありまくりでいいね!
かつ2003年のリイシューまでずっと絶版状態でもうなんかヤバかったみたいなんで今知った俺らは幸せもんです

内容は、まず2曲しかないんですが曲の時間がクソ長くて23分と16分くらいあります。どっちの曲もこれでもかというくらいブラックでスピリチュアル。魂の赴くままに演奏が続きます。

女性ボーカルのスキャット(主にジャズで使われる歌唱法で、意味のない音,例えば「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」といったような、をメロディーにあわせて即興的に歌うこと. From wikipedia)にキーボード、トランペットなどどんどん楽器が絡んでいきながら高みへのぼっていく、そして一端落ち着いてまた高みへーの繰り返しで曲が構成されています 
曲としてぎりぎり冷静さを保ち抑えながらもぐいぐい登っていきたいといったものが伝わってくる気がします


個人的に注目はパーカッション。言葉では伝えにくいけどパーカッションがものすごく不思議で怪しい雰囲気を出していて、それが黒さとヤバさをより増幅させているといった感じです 
こればっかりはとにかく聞いてほしいですね 冒頭に書いた、聞く方にも魂がいるって意味がわかるかと思います




ブラックジャズやスピリチュアルな音楽好き、あとデトロイトテクノ好きにもいけますね サン・ラーとかファラオ・サンダースあたり好きなひとはもう必聴かと
あとエモーショナルな音楽に敏感な人はもうジャンル気にせず聞くべきかと 音楽演奏者は一度はこのくらいいってみたいと思わせるようなゆさぶりがこのアルバムにはあると思います


black renaissance
これは曲の一部の抜粋で実際の3分の1くらい