おはようございます。
あなたの潜在意識に直結、リーディングタロット手相でカウンセリング♪
相占術師の最上あかりです。
不定期更新の最上あかりってこんな人。
これまでのお話はこちらから
最上 あかり物語①
最上 あかり物語②
最上 あかり物語③
最上 あかり物語④
最上 あかり物語⑤
本日は転機についてです。
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最上あかり物語⑥ author by 孫田博美さん
転職を繰り返し
トラブル続きの仕事にばかり生きる意味を見つけながらも、
少しずつ自分の意識を変え始めた私。
でも、まだ完全に
「幸せにならない」と決めた呪縛から
解放されることはできず、
つねに私の傍に身近にあった「死」
それが再び身近にやってくるという事態が起こりました。
そのときの職場は
とにかく「スピード重視」。
私はなかなかそのテンポについていけず、
いつも「仕事が遅い」と怒られていました。
上司からは
「あなたのせいで、みんな残業してるの」
「これじゃお給料なんて払えない」と毎朝朝礼で言われ、
自分でも自分がダメなために迷惑をかけていることが苦しく
いつしか会社に泊まり込むようになりました。
間違いなく精神的にも体力的にも
追い詰められてたのですが、
例のごとく
「この位置にいなきゃいけない」と
思っている私は、
ただただ必死に働いていました。
ここで結果を残せなければ
どこに行っても同じ事。
負け犬のまま立ち去っては一生負け犬。
そう思ってただただ夢中で目の前の仕事に向き合っていました。
「私がダメだから」
「私ができないから」
「私のせいだ」
「できる人だっているのに私だけが出来ていない」
「私がいけない…私がだめ…私が…私が」
たまに自宅に帰れる時は当然終電。
駅のホームで電車を待っていると、
ふと意識が途切れ、
気付いたときにはフラフラと
線路の方に…
ギリギリのところで
ハッと我に返り、
「またそうやって逃げるの?弱虫」
「逃げたって何も始まらないのに」
『分かってる。でも苦しいの。楽になりたいの。』
「死んで楽になるの?どこまでも自分勝手な最低な人間だね」
繰り返される脳内会議に
ホームで一人笑い出してしまう。
そんな日々の繰り返しでした。
しかし、そんな状況から救い出してくれた友人たち。
時間をかけて何度も説得されて、
それでも決心がつかずずるずると働き続けても
決して見放さずに傍で支えてくれた人たち。
あるとき振り向くと無言で泣いていました。
初めて見る涙。
そして泣きながらしっかりと抱きしめられ
「もう充分だよ」「頑張ったから」「戻ってきて」と呟かれた時に
あぁ私はなんて幸せなんだ。
もっともっと「自分の人生を意味あるものにしたい」という
気持ちが顔を出し始め、
思い切って
仕事を辞める決断、
そしてまた新しい扉を開ける決心がついたのでした。
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