2/17(金)は関東地方にも「春一番」の強風が吹いて、気温は上昇した。


午前中、東京駅丸の内南口の「JPタワー」(旧・東京中央郵便局庁舎、千代田区丸の内2-7-2、38F建て)内の商業施設「KITTE」(キッテ)を訪れた。
 
 
東京駅地下のKITTE案内ショウウインドウ



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■ 絵画展「口と足で表現する世界の芸術家たち」開催。今日から3日間のみ。


「口と足で描く芸術家協会」に所属する画家たちの「世界障害者絵画展」。

手の自由を失うというハンディを乗り越え、丹精を込め描いた、繊細ながら生命力に溢れた作品37名50点を展示。



日時:2/17(金)~19(日) 11:00~19:00 

17(金)11:30~17:30は画家・梅宮俊明氏、18(土)・19(日)11:30~17:30は画家・古小路浩典氏の実演が行われる。

会場:KITTE 1Fアトリウム

主催: 三菱電機ビルテクノサービス(株)、協賛: 口と足で描く芸術家協会

作品リスト・画家プロフィール


□ 印象に残った作品


「帆船」「秋の民家」 安達巌 (口で描く、1939年~2006年)
大阪府。小学校4年の時、感電事故で両腕を失う。12歳で初めて口に筆をとり、日本画、水彩、23歳から油絵と長い画歴を持つ。1962年からは国内外の公募展に多数入選、受賞。また1964年東京パラリンピックの水泳競技で金メダル獲得の経歴もある。
 
20170217撮影



「オルガ」 ヨランタ・ボレク・ユニコウスカ (口で描く、1948年~)
ポーランド。脊髄性の筋萎縮の進行に苦しんでいる。1992年に、初めて口での描画を学ぶ。数多くの展覧会に参加し、受賞歴多数。「ポーランド障害者芸術クラブ」のメンバー。

20170217撮影



「製塩所」 ヴォイコ・ガスペルート (口で描く、1949年~)
スロベニア。17歳の時、ダイビング中の事故で脊椎を損傷し、四肢マヒとなる。22歳で絵の初級コースに参加、後に美術学校で学ぶ。個展を開催し、参加展での受賞も多数。1993年にスロベニアキョペール地域の奨励賞を受賞した。

20170217撮影



「陽春」 小田俊雄 (口で描く、1952年~2014年)
福岡県。1歳で脳性小児マヒにかかり、手足の機能と言葉を失う。20歳で初めて絵筆を口にし、画家の指導で基礎を習得。1999年「国際美術大賞展」入選など多数の公募展で受賞した。




「ライラックと鳥たち」 ゾーレ・イテザドルサルタネー (足で描く、1962年~)
イラン。サリドマイド児として生れ、両腕が使えない。大学終了後すぐに足で絵を描き始めた。1987年と1988年にテヘランで2つの展示会に参加した。
 

「猫」 牧野文幸 (口で描く、1966年~)
富山県生れ。16歳の時、水泳の練習中に頭を強打し、首から下がマヒとなる。高校卒業後、リハビリテーションの先生の勧めで、口で絵を描き始めた。個展やグループ展出展も多数。 1996年には、倉敷市文化振興財団に作品を寄贈した。書道にも情熱を傾け、2004年に教授免許(5段)を取得。絵画制作の傍ら、地元の学校などで講演活動を行っている。岡山県在住。



「雪に覆われた山」 ジェオン・パーク  (口で描く、1971年~)
韓国。19歳の時、水泳事故で第1・第5頸椎を損傷、四肢マヒとなる。2年後から協会に参加し、描画技術を磨く。主に油彩と水彩を描く。作品は、何度も韓国の有名なギャラリーに展示された。
 
20170217撮影


「竹と雛(ひな)」 エン・ティアン・ヤン (足で描く、1978年~)
台湾。生まれつき両手がない。大変才能に恵まれており、足で静物画を好んで描く。また左足指に筆をとり、端正でかつ味わい深い書も書いている。

20170217撮影
 

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京浜東北線(6番線)と東海道本線・上野東京ライン(7番線)
とのホーム間の「Okm(ゼロキロ)スポット」
 
 
 
今日のウォーキング4,900歩。