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「相棒season13」
第5話 「最期の告白」
11月12日(水) 21:00~21:54
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【スタッフ】
脚本:金井寛
監督:近藤一彦、助監督: 安養寺工
【撮影協力】
志木市役所、衆議院憲政記念館(国会前庭洋式庭園)、下総屋食堂(墨田区横網一丁目)、牛久愛和総合病院、川崎マリエン、他。
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【キャスト/レギュラー】
■■警察庁
石坂浩二・・・警察庁次長 甲斐峯秋
■長官官房
及川光博・・・長官官房付・警視 神戸尊(今回は登場しない)
■■警視庁
■警務部
神保悟志・・・首席監察官・警視 大河内春樹
■ 刑事部
片桐竜次・・・刑事部長・警視長 内村完爾
小野了・・・刑事部参事官・警視正 中園照生
水谷豊・・・特命係長・警部 杉下右京
成宮寛貴・・・中根警察署刑事課捜査一係⇒特命係・巡査部長 甲斐享
田中圭・・・サイバー犯罪対策課専門捜査員 岩月彬(今回は登場しない)
川原和久・・・捜査第一課殺人犯捜査第七係・巡査部長 伊丹憲一
山中崇史・・・捜査第一課殺人犯捜査第七係・巡査 芹沢慶二
六角精児・・・鑑識課員・巡査部長 米沢守
■ 組織犯罪対策部
山西惇・・・組織犯罪対策5課長・警視 角田六郎
志水正義・・・組織犯罪対策5課員・巡査部長 大木長十郎
久保田龍吉・・・組織犯罪対策5課員・巡査部長 小松真琴
□ 民間
鈴木杏樹・・・小料理屋「花の里」女将、渋谷区西原在住 月本幸子
真飛聖・・・甲斐享の年上の恋人、日本国際航空(NIA)/ 国際線客室乗務員 笛吹悦子(今回は登場しない)
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【キャスト/ゲスト】
山口良一・・・享の元上司、警視庁中根警察署刑事課捜査一係長 堀江邦之
園岡新太郎・・・同上刑事 沢田泰三
芹沢礼多・・・同上刑事 土屋公示
前回の登場は
「相棒11」#1「聖域」
http://blog.goo.ne.jp/tsn_take/e/766ba59dad00157a6c72ecd2a3c79a4e
「相棒11」#2「オークション」
http://blog.goo.ne.jp/tsn_take/e/33e619a985f02f1e7fc028df38025a9d
佐藤正宏・・・ホームレス 滝沢勝二
ダンカン・・・死刑囚 岩倉圭一
佐藤めぐみ・・・岩倉の娘 北村久美子
志村美空(子役)・・・岩倉の孫娘 北村葵
まいど豊・・・岩倉の弁護士 大久保弘明
木村八重子・・・平田町の被害者 染谷タキ
浜田道彦・・・隅田署牛島二丁目交番巡査
古沢一郎・・・下総屋食堂の主人
南雲祐介
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【あらすじ】
右京と享が留置場に入れられる!! お決まりのサスペンダーも取られて勾留!!
発端は4日前。定食屋・下総屋食堂で食事をしていた2人は、無銭飲食で態(わざ)と捕まろうとしている男・滝沢勝二と知り合う。
滝沢は微罪の常習犯。定食屋の主人が被害届を取り下げたため計画は頓挫(とんざ)する。
そこで、体調も思わしくない様子の彼は、どうしても年越しを拘留施設で迎えたいのか、今度は「5年前の今頃、人を殺したことがある」と口走る。
だが滝沢をよく知る交番巡査は、戯言(ざれごと)として取り合わない。
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その只ならぬ具体性に引っ掛かりを覚えた右京たちは、当時の事件を調べ、
関連記事を持って、翌日、彼が寝泊まりしている隅田公園にやって来て反応を見ると、
目黒区で起きた連続強盗殺人(2009/10/14平田町一丁目の老女・染谷さん、10/18上八雲二丁目の夫婦・山本夫妻)が浮かび上がって来る。
しかし、2件共、岩倉圭一という男が犯人として捕まっており、既に死刑が確定していた。
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これまでの経緯から、この件に冤罪の可能性を感じた右京たちは、捜査を担当した中根署に出向く。
そこは享が特命係に移籍する前に刑事をしていた所轄署で、岩倉を取り調べたのは元上司の捜査一係長・堀江邦之だった。
当時、平町交番勤務をしていた享を刑事に引き上げてくれた恩人である。
二人が改めて捜査資料を調べると、1件目の染谷さんが扼殺された現場で採取された指紋は事件から7日も経過後だったこと、2件目の盗品のうち輸入ブランド靴下(Perison kids wear社製、乳児用6Mサイズ)が抹消されていることに引っ掛かりを覚える。
堀江課長らによると、前者は鑑識の努力、後者は遺族の勘違いというものだった。
右京らは現場に赴く。1件目で、手袋をして扼殺した犯人が鴨居に指紋を残したこと、更に特定されていない毛髪があったことの疑問。
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滝沢にDNA鑑定を持ち掛けると、激しく拒絶し右京らを追い払うが、そのまま昏倒してしまう。
聖慈中央厚生病院に収容された彼の全身は、末期癌に蝕(むしば)まれていた。
意識を回復した滝沢は、観念したかのように犯行を告白し始めたのだ・・・。
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冤罪!? 岩倉圭一はなぜ嘘の供述をしたのか? せざるを得なかった事情とは?
岩倉を弁護した東京国際法律事務所の大久保弁護士に面会する。
当初は否認していたが拘置中に2件共を自供、控訴も自分の意思で断念した。
岩倉と警察の司法取引か??
死刑を待つ彼には、妻(⇒病死)と娘夫婦(⇒夫と別離)がいた。
娘・北村久美子と孫娘・葵を訪ねる。
確かに輸入靴下6Mは葵が履いたと言ったが、
何と! 山本夫妻の遺族は今も店(プチファン)のレシートを保管していた。
盗んだ靴下を娘に渡したのか!?
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堀江係長に問い質すが、珍しく興奮して取り合わず、ますますもって怪しい。
冤罪疑惑が、捜一から内村部長・中園参事官の知るところに。冤罪捜査は中断して中根署に一任しろと指示する。
そして捜査権のない特命係が、中根署の公務執行妨害したカドで勾留された!!
取引があったことは明白。
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ご存知、警務部・首席監察官の大河内春樹登場!!
警察庁次長の甲斐峯秋から、滝沢死亡の知らせ。
日本では司法取引は禁じられている。しかも証拠捏造・隠滅。
唯一の親らしいこと、孫の靴下が強盗殺人によって手に入れた物。
真実追求を徹底する右京とぶつかる享。
病院に滝沢の血液が保存されていた!
大久保弁護士が岩倉の再審請求=DNA鑑定請求。
甲斐次長にとって司法取引の是否が命題(警察庁にとって我が国でも早晩、司法取引を法制化したくてしようがない)。その目論見が水泡に帰することなきよう、直ちに堀江係長退職を指示する。
右京は真実を曲げる政治的な司法取引は、冤罪を生み出しやすいと指摘(反対意見)。
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