スフォルツァは特に何も言いませんが
ギュンターにはその気持ちが
よく解るようです(笑)
![$「アースルーリンドの騎士」](https://stat.ameba.jp/user_images/20120524/20/aasururind/46/82/j/t02200244_0800088911991194321.jpg?caw=800)
![王冠2](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/121.gif)
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「…好きな女が出来たら、どうする?
いつごろつきに出会うとも限らない。
用心棒を雇い、四六時中護らせるか?」
ギュンターに問われ、アスランが顔を上げる。
「…お前の大事な人間を、傷つけようとする輩だって、居る」
ギュンターに言われ、アスランは動揺したように顔を、思い切り揺らす。
「…その時、お前は他人任せか?
講義だと思うから、間違ってる。
自分や大切な人を護る術を、身に付けるのだと思えば…」
スフォルツァも言った。
「例えばアンネスが危ない男らに囲まれたら、護れるのは君しか居ないだろう?」
アスランは、俯いていた。
が、決意したように、顔を上げる。
ギュンターも、スフォルツァも、アスランの、きっ!と立ち向かう表情を見た。
が、ギュンターは言った。
「挫いた足首を、直すのが先だ」
アスランが、思い出したような表情をし、スフォルツァがもう一度、深い吐息を吐いて言った。
「戦う気があるなら、怪我を少しでも回避する方法も、覚えないと」
ギュンターも、言った。
「もしくは怪我を負っていても、それ以上悪くせず、相手に勝てる方法だ」
アスランは言った、二人の男を見たが、二人ともアスランにそこ迄出来ると全然思ってないのか、アスランと目を、合わせようとはしなかった。
つづく。
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