アースルーリンドの騎士『二年目』29 合同授業の行方 15 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

ギュンターとスフォルツァ。

スフォルツァは特に何も言いませんが

ギュンターにはその気持ちが

よく解るようです(笑)


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王冠2 アースルーリンドについて。国の紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)



「…好きな女が出来たら、どうする?
いつごろつきに出会うとも限らない。
用心棒を雇い、四六時中護らせるか?」

ギュンターに問われ、アスランが顔を上げる。
「…お前の大事な人間を、傷つけようとする輩だって、居る」
ギュンターに言われ、アスランは動揺したように顔を、思い切り揺らす。
「…その時、お前は他人任せか?
講義だと思うから、間違ってる。
自分や大切な人を護る術を、身に付けるのだと思えば…」

スフォルツァも言った。
「例えばアンネスが危ない男らに囲まれたら、護れるのは君しか居ないだろう?」

アスランは、俯いていた。
が、決意したように、顔を上げる。
ギュンターも、スフォルツァも、アスランの、きっ!と立ち向かう表情を見た。

が、ギュンターは言った。
「挫いた足首を、直すのが先だ」

アスランが、思い出したような表情をし、スフォルツァがもう一度、深い吐息を吐いて言った。
「戦う気があるなら、怪我を少しでも回避する方法も、覚えないと」

ギュンターも、言った。
「もしくは怪我を負っていても、それ以上悪くせず、相手に勝てる方法だ」

アスランは言った、二人の男を見たが、二人ともアスランにそこ迄出来ると全然思ってないのか、アスランと目を、合わせようとはしなかった。








つづく。
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