シャンルウルファに新しいバスターミナルが開業 | アーディで行こう

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「普通」を意味する便利な言葉、「アーディ」 地元の足として、とことこ走るバスなんかを「アーディ バス」、エジプトではエアコンなし列車を「アーディ」 そんな方法での旅を紹介しましょう。
え、そんなの自分には無理だって? 大丈夫。「アーディ、アーディ」

トルコ南東部の要衝、シャンルウルファŞanlıurfaに新しいバスターミナルができ、2010年1月29日から営業を開始したとのことです。

http://www.lpghaber.com/Sanliurfa-Yeni-Otogari-Hizmete-Giriyor--haberi-363744.html

トルコ語でバスターミナルはオトガルOtogarといいます。新しいYeniをつけて、イェニ・オトガルYeni Otogarといえば通じます。

オトガルの場所
場所はウルファ~マルディン道路沿いということだけで、よくわからないのですが、ウルファは町の北側郊外を半周する環状道路を建設していますので、おそらくその環状道路の一番東側、マルディンへと続く高速道路につながるあたりではないかと思います。
これまでのウルファのオトガルは、町の中心部にある市庁舎から1.2kmと、歩いても行けない距離ではないくらいの町中にありましたが、新しいオトガルはちょっと歩くのは無理でしょう。旅行者は気をつけて下さい。長距離バスなら市庁舎向かいの各バス会社オフィスとの間に無料送迎のセルヴィスが出ると思いますが...

ドルムシュ乗り場も移動か
ちなみに新しいバスターミナルは2階建ての構造で、1階にドルムシュdolmuş(近距離のミニバス)、2階にオトビュスotobüs(長距離用の大型バス)が発着するとのことですので、ウルファ近隣、例えば聖書に出てくるハランHarranやシリア国境の町アクチャカレAkçakaleに行くドルムシュなども、新しいバスターミナルに行かないと乗れないかもしれません。ご注意を。

$アーディで行こう-キャフタウルファバスシャンルという称号をつけた町
シャンルウルファは、もとはウルファという地名だったんですが、近隣のアンテプが1921年にガズィ(戦士の)を付けてガスィ・アンテプGaziantepに、伸び~るアイス、ドゥンドルマで有名なマラシュが1973年にカフラマン(英雄の)をつけてカフラマンマラシュKahramanmaraşに改名したため、ウルファ出身の国会議員が熱心に活動してようやく1984年にシャンル(偉大な)が冠されシャンルウルファŞanlıurfaになったもの。
ちなみにシャンルの語源はアラビア語のシャンشأن(尊厳、品位)という名詞で、語尾をトルコ語的に形容詞化したものです。
ですので、バスなどの行き先表示では、Ş.Urfaなどと省略されて記載されるのが一般的。右の写真は世界遺産ネムルートダゥNemrutdağıの観光拠点キャフタKahtaからウルファに直行するドルムシュです。このドルムシュ、あまりガイドブックに載っていませんが、西にあるアドゥヤマン経由だと、ウルファやディヤルバクルといった南東部への町へは回り道になりますので、便利です。キャフタではメインストリートの東側、観光案内所近くのドルムシュターミナルの奥に乗り場があります。見ての通り、ビルリック・キャフタというバス会社です。