トルコ東部で地震発生 | アーディで行こう

アーディで行こう

「普通」を意味する便利な言葉、「アーディ」 地元の足として、とことこ走るバスなんかを「アーディ バス」、エジプトではエアコンなし列車を「アーディ」 そんな方法での旅を紹介しましょう。
え、そんなの自分には無理だって? 大丈夫。「アーディ、アーディ」

こちらは2010年3月地震の記事です。2011年10月地震については
速報 ワンでM7.2の地震発生
をご覧ください。

現地時間8日午前4時頃、トルコ東部で地震が発生し、数十人の死者が出ているもようです。
震源はエラズーElazığとビンギョルBingölの間のようで、被害の大きいところとしては、カラコチャンKarakoçanやコワンジュラルKovancılarといった村の名前が伝えられています。

アーディで行こう-パル駅トルコ東部に向かうバスは、この震源の約100km南にあるディヤルバクルDiyarbakırを通るE99道路を使い、シャンルウルファŞanlıurfa~ディヤルバクル~ビトリスBitlis~タトワンTatvan~ワンVanと東西に抜けて行きますから、旅行者への影響は限定的でしょう。
ただ、トルコ国鉄TCDDのワンギョル・エクスプレシVANGÖLÜ EKSPRESİ や、イスタンブールとテヘランを結ぶトランスアシア・エクスプレシTRANSASYA EKSPRESİ、ダマスカスとテヘランを結ぶシャーム・エクスプレシŞAM EKSPRESİは、もろに震源のあたりを通っているので、遅延や運休が出ているかもしれません。ご注意ください。コワンジュラルKovancılarなら、鉄道が通るパルPalu駅(右写真)から5kmしか離れていません。トルコとシリアの国際列車のページも参考に。
日本の報道では、崩れたのはレンガづくりの家だけとしているものもありますが、ウルファなどシリア寄りの地方ならともかく、あの辺にレンガの家はあまりなかったと思いますが...
山がちですが、イランやシリアにはない、アナトリアらしい美しい緑が広がる地方です。

犠牲者にはこころからご冥福をお祈りいたします。

$アーディで行こう-パル付近の風景600