大変ご無沙汰しています(><;)
もう7月になってしまいましたが、
皆さんお変わりないですか?
私は色々と家族のことでやらなければならない事もあり、
これからもなかなかブログの更新は不定期になってしまうと
思いますが、宜しくお願い致します<(_ _)>
久しぶりに書きたいことがあって、更新します。
今朝の北海道新聞にこんな題目の記事がありました。
「南区でまたクマ」
ここ最近また若い熊が人里に下りて来ています。
ま~、子供を持つ親はそりゃあ心配でしょうね。
昨日テレビでインタビューを受けていたあるお母さんも、
「出来れば出てきてほしくない」のようなコメントをしていましたけど。
あのね、非情な言葉かもしれないけど、あなたがその場所を選んで
そこに住んでいるんでしょ?
そこに人間しか住んでいないと思った?
都会のど真ん中に住んでいるのではないことくらいわかるよね?
そこには人間より先に棲んでいる生き物っていうのがいるんだよ。
彼らの棲む場所を切り崩してまでして、私たち人間は家を建てたり
しているんでしょ?
だったら、先に棲む生き物に譲歩するのが普通じゃない?
昔は今よりももっとヒグマは沢山棲息していたんだって。
でも、山とかで人間とヒグマが遭遇する確立は低かったそうだよ。
それは、人間が今のように山奥へズカズカ我が物顔で入り込まなかった
からだよ。それに北海道にはエゾオオカミも居たしね。
人間の都合で駆除をし、共生を考えるより駆除を選んできた結果、
エゾシカが増え、また駆除をくり返しているんでしょ?
この北海道に、地球に、住んでいるの人間だけだと思っているの?
ヒグマは確かに美しくもあり、恐ろしさもある生き物です。
でも、獰猛?野蛮?かと言われると、そうではないと私は言います。
何故なら彼らは、人間に出来るだけ出会わない様にひっそりと生きている、
実はとても臆病な生き物だからです。
お母さん熊は、雄の熊から子供を必死に守ったり、子熊が危険に遭いそうになったら自分の命を懸けて危険から子供を守ります。
時には自分が死んでしまうこともあるのにね。
人間のお母さんも同じでしょ?熊も同じだよ。
見た目だけで判断するなら信じられないかもしれませんが、
研究者の報告によると、人間が自分たちの都合で勝手に沢山
作り上げた高速道路を夜中にこっそり渡ったりしていることもあるそうです。
高速道路などで分断されたせいで、ヒグマの様々なDNAが交わることが出来ず
同じ地域のDNAを持つ熊だけで繁殖していくとDNAが次第に劣化していき、
良い熊の中にも性質の荒い熊が誕生したりしてしまうことが考えられるそうです。
そうなると、熊を害獣とみなすお役人なんかは熊を駆除することが考えられますし、熊本来の穏やかな美しさが損なわれていくということも。
全ては人間次第なんですよ。
そんな臆病な生き物ですから、最近マナーの悪い登山客やキャンパーが、
熊に自分たちの存在を知らせるために大切な音の出るものを持たずに
山などに入って、突然人間と出くわした熊が驚いて事故になることも
沢山あります。
人間だって驚いたら大声をあげたり、咄嗟に何か叩いちゃったりすること
あるよね?熊も同じだよ。人間が怖いんだよ。
それに彼らは植物をメインに食べるんだよ。知ってた?
人間を襲って食べてると思うの?人間を襲ったことのある熊は何かの理由で
一度人間を襲ってしまったからで、大抵人間が誘発してるからね。
自然界において、人間の常識は通用しないことをしっかり覚えましょう。
ゴミの持ち帰りも常識ですよ。
キャンプ場なら鉄製のゴミ箱が必ず設置されているはず。
匂いが漏れないよう、きちんと袋に入れるなどしてからそこへ
入れることは後から来るキャンパーたちを守ることにも繋がります。
それぞれの勝手な行動によって、それが人を殺すことになるかもしれないと
言うことを忘れないで下さい。
そして、人間の勝手な行動によって、良い熊を悪い熊にしてしまうこと、
結果、熊が射殺されることを忘れないで下さい。
最近人里に出て来ている熊の体長は役1.5Mくらい。
って言うことは、親離れしたばかりの好奇心旺盛な若い熊。
人間の若者だって若気の至りで愚かな行動する人たち居るよね?
怖いものしらずっていうか。
そういう感じの2~3歳くらいの熊らしいので、要注意。
こういう熊には、人間の住む場所は危険だよって教えてあげないと。
知床ではそういう対策してるよ。
爆竹で大きな音を出して驚かしたり、熊に怪我させない様に山へ帰るよう
促す行動が大切。
一つ言っておくけど、わからないままに熊を刺激して逆上させない様に。
とっても危険だよ。ちゃんとした対処方法の上で行わないと危険です。
もちろん、これで済まない場合はやむを得ないことも。
そうならない為に北海道に住む私たちは、熊のこともっと知るべき。
だって北海道に住んでいるんだから。
ヒグマも山や森の環境を整えてくれているんだから。
私たちは山や森に棲む生き物たちの恩恵を受けているんだよ。
「子ぎつねヘレン」の原作者、竹田津 実先生は、
北海道には北海道だけにいる生き物が沢山居て、豊かな自然に恵まれていて、
素晴らしい宝の山に住んでいるのに、その事に気づいていない事が勿体無いって
言っていたのを聞いたことがあります。
全くその通りですね。
国が支援しないから、寄付や自費で自然のことやヒグマのこと研究している
団体などが、思うように人員確保が出来なかったり、研究が進まなかったり
しているんだよ。
今はもう少し改善されたのかな?
改善されていたら「電気柵の設置を考え中です」なんて答えで終わらないよね。
これは私の教科書。
山や森、自然、動物が好きな人にも、そうじゃない人にも
絶対に読んでおいてほしい1冊です。
山や森へ出かける前にすること、現地ですること、
ヒグマと出遭ってしまったらどうすればいいか、
とてもわかりやすく書いています。
そして、ヒグマの美しい写真が沢山載っています。
是非、ヒグマのこと知ってください。
そして、いかに日本が遅れているかも知ってほしいです。
長くなったので、この辺で。
もう7月になってしまいましたが、
皆さんお変わりないですか?
私は色々と家族のことでやらなければならない事もあり、
これからもなかなかブログの更新は不定期になってしまうと
思いますが、宜しくお願い致します<(_ _)>
久しぶりに書きたいことがあって、更新します。
今朝の北海道新聞にこんな題目の記事がありました。
「南区でまたクマ」
ここ最近また若い熊が人里に下りて来ています。
ま~、子供を持つ親はそりゃあ心配でしょうね。
昨日テレビでインタビューを受けていたあるお母さんも、
「出来れば出てきてほしくない」のようなコメントをしていましたけど。
あのね、非情な言葉かもしれないけど、あなたがその場所を選んで
そこに住んでいるんでしょ?
そこに人間しか住んでいないと思った?
都会のど真ん中に住んでいるのではないことくらいわかるよね?
そこには人間より先に棲んでいる生き物っていうのがいるんだよ。
彼らの棲む場所を切り崩してまでして、私たち人間は家を建てたり
しているんでしょ?
だったら、先に棲む生き物に譲歩するのが普通じゃない?
昔は今よりももっとヒグマは沢山棲息していたんだって。
でも、山とかで人間とヒグマが遭遇する確立は低かったそうだよ。
それは、人間が今のように山奥へズカズカ我が物顔で入り込まなかった
からだよ。それに北海道にはエゾオオカミも居たしね。
人間の都合で駆除をし、共生を考えるより駆除を選んできた結果、
エゾシカが増え、また駆除をくり返しているんでしょ?
この北海道に、地球に、住んでいるの人間だけだと思っているの?
ヒグマは確かに美しくもあり、恐ろしさもある生き物です。
でも、獰猛?野蛮?かと言われると、そうではないと私は言います。
何故なら彼らは、人間に出来るだけ出会わない様にひっそりと生きている、
実はとても臆病な生き物だからです。
お母さん熊は、雄の熊から子供を必死に守ったり、子熊が危険に遭いそうになったら自分の命を懸けて危険から子供を守ります。
時には自分が死んでしまうこともあるのにね。
人間のお母さんも同じでしょ?熊も同じだよ。
見た目だけで判断するなら信じられないかもしれませんが、
研究者の報告によると、人間が自分たちの都合で勝手に沢山
作り上げた高速道路を夜中にこっそり渡ったりしていることもあるそうです。
高速道路などで分断されたせいで、ヒグマの様々なDNAが交わることが出来ず
同じ地域のDNAを持つ熊だけで繁殖していくとDNAが次第に劣化していき、
良い熊の中にも性質の荒い熊が誕生したりしてしまうことが考えられるそうです。
そうなると、熊を害獣とみなすお役人なんかは熊を駆除することが考えられますし、熊本来の穏やかな美しさが損なわれていくということも。
全ては人間次第なんですよ。
そんな臆病な生き物ですから、最近マナーの悪い登山客やキャンパーが、
熊に自分たちの存在を知らせるために大切な音の出るものを持たずに
山などに入って、突然人間と出くわした熊が驚いて事故になることも
沢山あります。
人間だって驚いたら大声をあげたり、咄嗟に何か叩いちゃったりすること
あるよね?熊も同じだよ。人間が怖いんだよ。
それに彼らは植物をメインに食べるんだよ。知ってた?
人間を襲って食べてると思うの?人間を襲ったことのある熊は何かの理由で
一度人間を襲ってしまったからで、大抵人間が誘発してるからね。
自然界において、人間の常識は通用しないことをしっかり覚えましょう。
ゴミの持ち帰りも常識ですよ。
キャンプ場なら鉄製のゴミ箱が必ず設置されているはず。
匂いが漏れないよう、きちんと袋に入れるなどしてからそこへ
入れることは後から来るキャンパーたちを守ることにも繋がります。
それぞれの勝手な行動によって、それが人を殺すことになるかもしれないと
言うことを忘れないで下さい。
そして、人間の勝手な行動によって、良い熊を悪い熊にしてしまうこと、
結果、熊が射殺されることを忘れないで下さい。
最近人里に出て来ている熊の体長は役1.5Mくらい。
って言うことは、親離れしたばかりの好奇心旺盛な若い熊。
人間の若者だって若気の至りで愚かな行動する人たち居るよね?
怖いものしらずっていうか。
そういう感じの2~3歳くらいの熊らしいので、要注意。
こういう熊には、人間の住む場所は危険だよって教えてあげないと。
知床ではそういう対策してるよ。
爆竹で大きな音を出して驚かしたり、熊に怪我させない様に山へ帰るよう
促す行動が大切。
一つ言っておくけど、わからないままに熊を刺激して逆上させない様に。
とっても危険だよ。ちゃんとした対処方法の上で行わないと危険です。
もちろん、これで済まない場合はやむを得ないことも。
そうならない為に北海道に住む私たちは、熊のこともっと知るべき。
だって北海道に住んでいるんだから。
ヒグマも山や森の環境を整えてくれているんだから。
私たちは山や森に棲む生き物たちの恩恵を受けているんだよ。
「子ぎつねヘレン」の原作者、竹田津 実先生は、
北海道には北海道だけにいる生き物が沢山居て、豊かな自然に恵まれていて、
素晴らしい宝の山に住んでいるのに、その事に気づいていない事が勿体無いって
言っていたのを聞いたことがあります。
全くその通りですね。
国が支援しないから、寄付や自費で自然のことやヒグマのこと研究している
団体などが、思うように人員確保が出来なかったり、研究が進まなかったり
しているんだよ。
今はもう少し改善されたのかな?
改善されていたら「電気柵の設置を考え中です」なんて答えで終わらないよね。
これは私の教科書。
山や森、自然、動物が好きな人にも、そうじゃない人にも
絶対に読んでおいてほしい1冊です。
山や森へ出かける前にすること、現地ですること、
ヒグマと出遭ってしまったらどうすればいいか、
とてもわかりやすく書いています。
そして、ヒグマの美しい写真が沢山載っています。
是非、ヒグマのこと知ってください。
そして、いかに日本が遅れているかも知ってほしいです。
長くなったので、この辺で。