3.11で避難ミスから児童・教師が多数死亡した大川小学校巡る訴訟、すでに仙台地裁が原告勝訴としていましたが、石巻市、宮城県が控訴し、今日、仙台高裁が判決です。
仙台高裁・小川裁判長は『地震発生前の段階で学校に津波が到達することは予測できた』として……
『学校は危機管理マニュアルに避難場所や避難経路など定める義務があったのに怠った』として……
1審では認めなかった震災前の防災対策の不備を認めました。
仙台高裁は1審より約1千万円多い14億3千万円余の賠償を命じました。
震災の津波の裁判で、震災前の防災対策の不備を認め賠償を命じる判決はこれが初とのこと。
3.11のときの大川小の状況については生き残った当時の児童から証言があります。
地震から避難は速やかに行われたのに、その後、津波が到達するまで、学校は全くの無策。
すぐ側に避難場所もあったのに避難誘導しなかったのは、やはり学校の対応に問題ありです。