行きすぎた楽観の揺り戻しは短期終了?軸はアジア関連株で不変だが、一時的に内需株へシフトも | 悪あがきのいくちゃん!

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どんなことにも想像力を働かさないとね~

誤字脱字が多くてすみません・・・

 12日の東京市場はNY市場の調整に加え、中国の金融引き締め、さらには欧州の財政問題などを理由に大幅下落となった。当初の原稿執筆時点(11月12日 夕刻)では、一時ユーロ円が1ユーロ111円を割り込むなど、波乱含みの展開になっている。週明けに日経平均株価が25日移動平均線付近まで調整するの か、どうか。NY市場もあわせ、目先黄信号が灯ったかにも見える。ただ、その後、ユーロは急速に切り返している。

 会員向けの株式ウイー クリー誌の今号の注目銘柄は、さながら「ミニ自動車部品銘柄特集」のような色彩を帯びている。というのも、今までは国内はもちろん、海外市場でもやや過度 な悲観論がまかり通っていた感があるからだ。兜町にいる、筆者の「相場の師匠」の一人の言葉を借りれば、「常に市場が勝手に悲観して予想しているだけ」 だったわけだ。その意味で、優良な自動車部品関連銘柄(特にアジア関連)は、少なくとも中期ではもう少し「現実」に近づいてもよいのではないかという判断 だ。

 「QE2」(量的金融緩和第2弾)の相場がどこまで続くかは、現段階では完全に読めない。この用語はかの豪華客船にひっかけた言葉 だが、何かの拍子であのタイタニック号のように沈没するかもしれない。今から来年以降の事をいうと、笑われるかもしれないが、2012年4月はタイタニッ ク号が沈んで100年だ。もちろん、「株沈没」など望んでいないし、起きて欲しくない。

 もし、欧州の財政問題を蒸し返す動きが一段と進む場合は、一時的に内需株物色の動きとなることも想定しておきたい。その際は、10月の既存店売り上げが好調と伝えられる大型衣料専門店などをあらかじめ考慮に入れていただきたい。