NASDAQ先物が再びマイナス転換、円高に振れたことで、リバウンドも限られ、安値圏で終了。不安感から、週末リスクを避けるため、買い手控え状態が続いた。
来週月曜日の予定
《決算発表》
GMOインター、浜松ホト、マルハニチロ、味の素、帝人、東レ、旭化成、住友化学、コスモ石油、東洋ゴム、古河電気、森精機、クラリオン、船井電機、ウシオ電機、三井造船、スズキ、大日スクリーン、ケーズHD、プロミス、オリックス、松屋フーズ
国外の予定
・中国4月貿易収支(13:00)
・フィリピン大統領選挙
・米アップルが「iPad」の米国以外における販売価格を発表
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NY市場、株価暴落で騒然→「ミリオン」(100万)と「ビリオン」(10億)、
発注間違いが原因か
6日のニューヨーク株式市場は午後2時過ぎ、株価の急降下に騒然となった。ダウ工業株30種平均はわずか15分間で約700ドルも下落して1万ドルを割り込み、その後の20分間で約600ドル戻すという「バンジージャンプのような相場」(市場関係者)となり、市場は一時パニックに陥った。
米メディアによると、混乱のきっかけは米大手金融機関のトレーダーによる誤発注。ダウ平均構成銘柄のプロクター・アンド・ギャンブル社(P&G)の株取引で「ミリオン」(100万)単位で注文を出そうとした際、誤って「ビリオン」(10億)と打ち込んだ可能性があるという。
これに加え、証券各社のコンピューターが、自動的に損失回避の売り注文を出したことも株価急落に拍車をかけたとみられる。米CNBCテレビは「機械の暴走と人的ミスが原因」と報じた。
ナスダック市場の運営会社は同日夜、株価急落前の水準から大きく外れて実施された取引を取り消すと発表。ニューヨーク証券取引所も同様の措置を取る方針。