2017年7月16日、秋田県五城目町豪雨! |   ミズノ馬鹿一代

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昨日は朝6時からの500歳野球定例練習日でした。

毎日の暑さの疲れと寝不足の影響で、内心『練習行きたくないな~!ゆっくりしたいな~!』

前夜確認した天気予報では、日付が変わるころから明け方まで弱い雨が降る雨

練習中止になるかな?♪

 

夜中、予報通りに、弱い雨の音が!

心地よい音♪

 

朝5時頃から徐々にその音が強まり、間もなく大変な雨音に雨

 

一時的なものですぐ止むだろう!そして、間違いなく練習野球ボールは出来ないな♪

 

ところが、雨は止むどころかだんだん降り方が激しくなってきた注意

外を見ると雨で白くかすんでいます。

 

近所でこういう時、気になるお宅が数軒あります。

午前6時過ぎ、消防団の雨ガッパを着て家を出ようとしたらインターホンが鳴り『近所の〇〇さんち水が上がりそうだがら来てけねが!』

町内会を通る農業用水『戸村堰』が溢れ二軒のお宅に浸水の危機が迫っていました。

用水路を管理している機関に電話し、上流の水門を閉めてもらい、土のう積み!(この辺は常州地帯なので以前の土のうは重ねて置いてあるんです。)

 

午前6時過ぎ、雨足が弱まり、水位は徐々に低下!

ここはよしっ!

もう3か所気になるところがある!そちらもパトロール!

雨が弱まったという事もあり、他の箇所も特に被害なし!

 

午後7時半

いったん帰宅し、雨雲レーダーやアメダス情報を眺めながら天気の回復を祈ります。

しかし、祈りむなしく、その後も断続的に猛烈な雨が続きました雨くもり雨くもり雨

 

消防署(消防本部)から消防団長への緊急メール

・7時56分⇒大雨により内川川の水位が『水防団待機水位』を超過。各団は待機!

・12時51分⇒【至急】12時30分現在、馬場目川の水位が『氾濫注意水位』を超過。

         当該分団は至急警戒活動を実施。

・14時05分⇒13時55分、避難勧告を発令。4ヶ所を避難所として開設。

・18時32分⇒各河川水位低下。各分団員は自宅待機。解除については別途連絡!

・18時46分⇒18時40分、馬場目内川馬川地区の避難勧告解除。(大川地区除く)自宅待機継続。

・19時41分⇒19時30分、大川地区の避難勧告解除。自宅待機継続。

・本日7時01分⇒7時現在馬場目川・内川川水防団待機水位下回ったので自宅待機解除。

このようなやりとりが行われました。

 

また、エリアメールの着信音も何度も響き渡りました。

・12時34分⇒土砂災害警戒情報。

・14時22分⇒13時55分、避難勧告発令。4か所を避難所として開設。

・18時57分⇒18時40分、大川地区を除き避難勧告解除。

・19時47分⇒19時30分馬場目川氾濫の恐れなくなった。大川地区の避難勧告も解除。

 

 

 

先週、九州北部は甚大な被害の豪雨に見舞われました。

昨日の雨は、一時こちらもそう身構えるようなものでした。

昨日一日の雨量(五城目町アメダス観測点)132mm/h

ちなみに五城目町の24時間雨量の最多は昭和54年8月26日に観測された147mm。次に多いのは平成25年9月16日の138.5mm。

今回の132mmはそれに近い雨量でした。

とは言うものの、九州北部の豪雨では500mm/24h超える雨量だったので、事の重大さが分かります。

 

 

昨日の画像はございません。

 

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下の画像は平成25年9月16日に撮影したもの。

平成25年9月16日、富津内大手地区

平成25年9月16日、富津内八田地区

平成25年9月16日、上山内地区。

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本日午後4時現在

土砂崩れが起きた国道285号線富津内落合地区『大台トンネル』は

いまだに通行止めとなっています。

北秋田市、上小阿仁村方面からは

落合の交差点で、大きく馬場目方面に迂回することになります。

内川から富津内台に抜ける林道や、国道285号線八田付近でも土砂崩れが起きています。

冠水した田畑も各地にあります。

 

昨日、出動消防団員(=水防団員)の皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 

当五城目町に土砂災害警報が出された直後(12時40分頃)、五城目町A地区に住むAさんから『避難情報はどこに聞けばいいのか?』と問い合わせでんわ

すぐに役場担当職員に確認。

『現在の土砂災害警戒地区の範囲は〇〇地区と〇〇地区にまたがった5㎞四方の格子(メッシュ)です。よってA地区は現在のところ避難対象にはなっていません。』

『避難勧告や指示が出た場合、その伝達法は?町の広報車での巡回と町内会長、消防分団長へ連絡ということ?』

『そうなります。

『了解!お疲れ様です!』

 

その事をAさんに伝達!

 

災害が多様化大規模化している今だからこそ、住民の方々への情報伝達の仕方の再確認が必要と考えます。

町民はテレビやラジオで、町に土砂災害警報や避難勧告、避難指示が出されたことを知ることが多いです。

その時に、自分がいる場所は危険なのか?安全なのか?

避難所、避難場所は?

その情報伝達方法は?

様々な疑問を持っております。

現在の緊急情報伝達手段は【広報車、町内会、自主防災組織、消防団、エリアメール】がメイン。(今年度から同報型防災行政無線整備が進められます。しかし住宅の気密性が高まってきている現在、完全ではありません。)

 

大きな災害が起きた今、当町でも非難情報が発令された今だからこそ、再確認が必要です。

五城目町が掲げる『ひとが幸せ 人が元気 ひとが安心』が絵に描いた餅に終わらぬよう、働きかけていくことの大切さを再確認した昨日の豪雨でした。