漢字で書くと「下平目」です。 平らな体から「クツゾコ」や「ソール(英語で靴底)」など履物にちなんだ呼称があり、岡山県では「ゲタ」の名前で親しまれています。

 

 内海の浅瀬を好み、年中取れる。瀬戸内海は全国有数の漁場として知られる。 岡山で多いのは、コウライアカシタビラメ(クロゲタ)、アカシタビラメ(アカゲタ)です。 

 瀬戸内市牛窓町や倉敷市下津井地区で水揚げされる。特に、クロゲタは産卵を控え、身が太る冬場が旬です。

 やわらかい白身で、身離れがよい。定番の煮付けをはじめ、ムニエル、唐揚げ、塩焼きなど料理法は多彩です。骨ごとミンチにして、ゴボウや大根といった野菜と汁物にしてご飯にかける「ゲタ飯」もあります。

 

 スーパーなどでは、100gが200円~300円程度の価格で例年並みのようです。