ホヤは、古くから食されてきた海産物です。 北海道や東北に分布し、養殖もおこなわれているようです。 ホヤの種類は多いが、食用にするのは主にマボヤで、他にはアカボヤとスボヤがあります。 マボヤは形状から海のパイナップルと呼ばれるそうです。


 体長10cm~20cm、多数の突起のある外皮は硬く赤褐色をしています。 上端に管状の出水孔があり、下端には岩盤に付着するための根のような突起があります。 外皮を切開して中の身を取り出して食べます。 強い磯臭さのために、好き嫌いの分かれる食べ物です。


 料理はキュウリと合わせた酢の物が良く知られています。 塩辛、天ぷらなどもいいようです。 栄養成分は亜鉛や鉄、葉酸が多く、タンパク質は少ないようです。海水由来のナトリウムを多く含みます。