幼魚はコウナゴとも呼ばれ、体長数センチほどの春を告げる魚です。 成長すると25cmにもなり、体は細長く腹びれはありません。 日本各地、北太平洋沿岸に分布する近海魚で、砂に潜って夏眠します。


 鮮度が落ちやすいために生食には向かず、産地で加工されます。成魚は干し物に加工したり、養魚用の餌として利用され、幼魚は煮干しやつくだ煮の原料に加工することが多いようです。 幼魚の捕れたての天ぷらにしたり、塩ゆでにしたものを酢味噌和え、卵とじやわん種にもするようです。なじみ深いのはイカナゴの釘煮です。醤油やみりん、酒などの調味料で炊き上げます。


 栄養成分は小型魚全体を分析しているため、カルシウムとリンが多いが、同時にコレステロールも多いです。