花染(はなぞめ)「人の心は花染(はなぞめ)の 移るに易き物ときく。日来(ひごろ)萬(よろづ)信実(まめやか)に 優しき人も世につれて 変(かは)るは常のならひなり ・・・」 (松亭金水、『閑情末摘花』) 人の心が変わりやすいのか、世に汚れるからなのか。いずれにしても「移るに易き物」ではある。