ビーノ・アルバム
今回は、だいぶ昔に大御所エリック・クラプトンが参加した、
「ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン」の話。
何ともタイトルが長いのですが、アルバムジャケットでクラプトンが手にしている
コミック誌「Beano」にちなんで「ビーノ・アルバム」と呼ばれているものです。(笑)
音楽的志向の違いから、ヤードバーズを飛び出したクラプトンが参加したジョン・メイ
オール&ザ・ブルースブレイカーズのアルバムで、発表は1966年。
このときクラプトンは20歳そこそこでギターを始めてわずか数年、私はまだ2歳。(笑)
にもかかわらずこの演奏。早熟と言うか何と言うか分かりませんが、相当なハイスピ
ードでギターを習得したわけですね。(笑)
個人的にはこのアルバム、手に入れては手放してを繰り返している。
一歩間違えると、ただの古臭いアルバムと勘違いされそうですが、そうではない。(笑)
レスポールをマーシャル・ブルースブレイカー・コンボ
に突っ込むと言う暴挙に出た
クラプトンのサウンドが、その後のロックギターのサウンドを決めてしまった、まさに
歴史的名盤なのである。
私は残念ながらクラプトン信者ではありませんが、彼の演奏やサウンドはとてもため
になる。チョーキングやビブラートと言った、Eギターの演奏に不可欠なテクニックが
見事にコントロールされてますね。のちにクリームやビートルズのアルバムで神ががり
的な演奏を披露することになるわけですが、当時からすでに完成していたと言うことです。
サウンドもしかり。
最近自宅でアンプから音を出す機会が増えて来たせいか、ギターサウンドがとても気
になる。普段弾いているセミアコは、アンプを通さなくても生音がデカイ。
住居環境の事情からアンプからの音出しは極力我慢していたのですが、やはりEギター
はアンプを通して音を出さないとダメみたいですね。最近は日中に限り、ご近所から苦情
が来ない程度で音を出させてもらってます。(笑)
ヘッドフォンと言う手もありますが、どうしてもサウンドが変わってしまうような気がする。
気のせいかもしれませんけどね。(笑)
考えてみると、私の場合サウンドが素晴らしいミュージシャンに惹かれる傾向が強い
ようですね。ラリー・カールトン、ロベン・フォード、ジミー・ペイジなどなど。
彼らは聞いただけですぐに分かるオリジナルなサウンドを持っていますからね。
アマチュアとて、サウンドへの気配りは大事ですよ。と言うことは、ギターだけでは無く
アンプにもギターと同じくらい気を使わなくてはいけないと言うことなのでしょうね。
演奏テクニックのみならず、サウンドを含めたトータルでナンボですよ、トータルで。(笑)