インチキWBSの弊害
やっと数週間続いたシステムの障害対応が終わった。当社で開発したシステムで今
は試行期間中。4月から本稼動なので、即対応は避けられましたが、あまりのんびり
もしていられないと言う事で、本業が終了した19:00以降の時間帯で対応。
結構きつかったですよ。
契約の問題になる可能性があるので、本業の方には黙っていたので大変でした。
現在参画している本当のプロジェクトに対してです。本業の方は帰りが早いのに、
次の日に眠そうにしてたらマズイですからね。(笑)
まあ、明日からは本業に専念できるので今までの分を取り戻さないと。
本業のプロジェクト自体があちこちでマズイ状態になっているので、今回の件は目立ち
ませんでしたが、一歩間違えばバレバレ。相当マズイところでした。(笑)
ともあれ、本業は来月からまたスケジュールの見直しです。
一体、何回マスタースケジュールに変更が入るのだ?今までスケジュールが何度変
わっても、その後必ずスケジュールに見直しが入る。
結局、作業項目の洗い出し自体が出来ていないのですよ。問題点やリスクについても
当然出きっていない。関係者達が、本気で問題点について討議しない限りはいつまで
たってもこの状況は続くし、スケジュール自体が固まらないでしょうね。
みなさん、お行儀が良いので本音をぶつけて口論になるなんて事は、今だかつて一度
もない。少なくても私がプロジェクトに参加してからはお目にかかった事は無い。
顧客から出来ない事スケジュールが提示されても、ただ黙って従うだけ。
本当に良い子ちゃん達の集団ですよ。(笑)
出来ない事は出来ないと、はっきり伝える事はとても大事です。
黙っていたら、合意した物ととられてしまいますから。黙っていて後から出来ませんは
反則ですよ、はっきり言って。今回はWBS自体の見直しもしましょうよ。何回も言って
いますが、いんちきWBSはもう懲り懲りです。
中項目くらいのレベルで項目を列挙し、スケジュールの線を引いているだけですから。
結局中項目レベルなので、実作業との乖離が激しい。WBS上では管理されていない
実作業だらけという事です。
と言う事は、必要な作業を行ってもWBS上に載っていないので、進捗がないという事
です。当然、実績工数が計上できない謎の時間と言う事ですね。
だからWBSは作業の最小単位まで、きっちりと落とせと言っているでしょう。
誰かWBSの意味を教えてあげてくださいよ。
これ以上、ドンブリ勘定には付き合えませんよ、本当に。(笑)
実務で役立つWBS入門 (プロジェクトマネジメントマガジン)/Gregory T. Haugan
- ¥2,310 Amazon.co.jp