財政破たん夕張市の成人祭に思う
財政破たんした北海道夕張市で「成人祭」が開かれたようです。
今年は市の予算が昨年の繰越金の1万円のみ。今年の新成人約100人に対して
の予算です。一人当たり100円にも満たない状態。通常は補助金60万円が支出
されていたそうなのですが、財政破たんの影響で全額カットと言う事でした。
たまたまTVで見ていたのですが、そこで夕張の新成人が立ち上がったのですよ。
街に呼びかけ、あきらめていた大人たちを動かし、何とか一生に一度の成人祭を
成功させようと新成人たちが奔走する。とても感動しましたね。
結果的に新成人たちはやり遂げました。事情を知り全国から集まった支援が200
万円超。なんとか無事、成人祭にこぎつける。これこそが、本来の成人の意味かも
しれませんね。
今年も全国各地の成人式では逮捕者が出るなどの騒ぎがありました。この違いは
何なのだろうか?夕張市の財政が特殊と言うのは分かりますが、成人式本来の意
味を分かっているのは夕張の新成人ではないかと思いますね。
私は今から20数年前に成人式に参加しましたが、当時の事は未だに覚えています。
それだけ心に残ると言う事ですよ。当時からいざこざはありましたが今のように逮捕
者が出るような状況ではなかったと思います。
一部の若者にとってはやってもらって当然、あわよくば暴れてやるくらいの物でしか
ないのでしょうかね。心が痛みます。
きっと夕張市の新成人たちは、すばらしい大人に成長していくでしょう。
行動しなければ何も起こせないと言う事を改めて勉強させていただきました。
■参考記事:読売新聞 1月7日21時44分