なんてったって、ビートルズ♪ | 男40代サラリーマン日記

なんてったって、ビートルズ♪

今回は彼らの記念すべきデビューアルバム

『プリーズ・プリーズ・ミー』

このタイトルのプリーズ・プリーズ~の1つめのプリーズと
2つ目のプリーズは意味が違うのですよ!
英国版語呂合わせですね。

『どうか、お願い』と『喜ばせる』の意味をかけたもの。

単にプリーズを2回重ねた訳ではないのですよ。

さてさて、オープニング。
1,2,3,4のカウントから始まる乗り乗りのナンバー。

ポールが刻む8ビートとリンゴのドラムが絶妙にカラム

『アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア』

のっけから、いきなりのロックンロール。当然オリジナル。
当然いまやスタンダード。
ジョージが弾くリバーブギンギンのグレッチ・ロックジェット
が曲を盛り上げる。

後に、エルトン・ジョンとジョン・レノンによるバージョンが
発表される。

全ての曲がライブ形式での一発録り。いずれも数テイク収録。
1日で全14曲のレコーデングが完了する。

アルバムタイトル曲を除けば

『アスク・ミー・ホワイ』
『ツイスト・アンド・シャウト』

が珠玉の出来栄え。

デビューアルバムにしながら『アスク~』のコーラス・
アンサンブルは既に完成の域に達している。

アルバムタイトルの『プリーズ・プリーズ・ミー』に関しては
抜群にドライブしているが、途中ジョージがミスをする。
ところが、そのテイクでOKとなり現在世界中で聞かれる事と
なる。

『ツイスト~』に関してはカバー曲ながらオリジナルを超える
ほど。
ちなみにオリジナルはアイズリー・ブラザーズ。(アメリカ)
1963,4年当時のコンサートではアレンジを替え
曲のミドルのコーラス部分から演奏を行っている。

中後期に見られる手の込んだアレンジ・オーバーダブは
一切無いがロックバンドとしての実力が見事に発揮され
ているアルバムである。

収録:1962年9月 アビィ・ロードスタジオ(ロンドン)



アーティスト: ザ・ビートルズ
タイトル: プリーズ・プリーズ・ミー