先週、都内にあるW.M.ヴォーリズの建築物を訪ねるバスツアーに参加してきました。


ヴォーリズは伝道師として来日し、メンソレータムでおなじみの近江兄弟社を設立したり

後には建築家として日本各地に多くの建築物を残しました。


関西にある母校の建物もヴォーリズによるもので

そういうつながりで母校同窓会の東京支部が企画をしたツアーでした。


午前10時に冷たいビル風の舞う新宿に集合。

解散したのは夕方6時半を回っていたと思います。

かなりのタイトスケジュールでしたが、素晴らしい一日となりました。


最初に訪問したのは早稲田奉仕園。



早稲田奉仕園 早稲田奉仕園スコットホール


早稲田奉仕園


早稲田奉仕園は煉瓦造りが印象的な落ち着いた雰囲気の建物です。

関東大震災にも耐えたそうです。


ちょうど、館内で前日まで開催のはずのヴォーリズ建築物の写真展を

私たちのために一日延長してくださり、そちらも楽しむことができました。


講堂では礼拝にも参加し、ヴォーリズの思いを熱く語る

牧師さんのお話にも感銘を受けました。


ちなみに、こちらの建物はよく撮影のロケ地に使われるそうです。


明治学院 明治学院


こちらの礼拝堂ではヴォーリズの結婚式も行われたそうです。

素敵なパイプオルガンの演奏も聴かせていただきました。




明治学院 アンネのバラ


明治学院のキャンパス内では寒空にひっそりと

バラの花が咲いていました。


アンネ・フランクを偲んで作られたバラだそうです。



東洋英和 東洋英和


透かし模様のある素敵な扉ですが

暗くなってからの撮影で、ぶれてしまいました。


母校と違って、都会のど真ん中にある東洋英和ですが、

校舎を眺めるとその趣はやはり母校に似ていると思いました。



東京タワー


東洋英和を出ると、すっかり日は暮れ、校舎の間に

明るくライトアップされた東京タワーが見えました。



ツアーではヴォーリズの建物について細かく説明を受け、

様々な願いを込めて設計、建築したヴォーリズの熱い気持ちを感じました。

母校の建物のうち12棟が今年、重要文化財に指定されたそうです。


ヴォーリズのほかにも多くの人々の支援によって建てられた母校のことを思うと

もっと勉学に励めなかったのか…と今更ながら、そういう気持ちにさせられた一日でした。


また関西へ帰ったら、一度母校を訪れてみたいなと思います。