林の奥の小さないで湯 | 朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶のささやかな交湯録

朝寝坊弁慶の由来は、朝寝坊して昼過ぎからのこのこと温泉に出かけていく習性に由来しております。

弁慶はなにかといえば、語呂合わせみたいなものです。

興味の幅がありすぎて、まとまりがありません。最近は京都に住んでいます。気持ち的にはです。

たぶん数回は目にしているんだけど、決定的に目にしたのは川原湯宿泊の次の日のことだった。


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あの日は運転していなかったから、ばっちり「源泉掛け流し」の文字が見えたのだ。


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それにしても、このような道を入っていったところに、集客が命の日帰り温泉の施設が普通はあるとは思えない。看板は確かにあったけど、不安な気持ちがないわけはない。いたずら好きな弁慶は、暇が過ぎるとこんないたずらだってやりかねないのだから、なおさらなのだ。



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しばらく進んだらなんとなく本当にあるんだと思わせる旗が見えてきて、ちょっとほっとしたのであった。



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ここまでくると、もっと掘っ立て小屋だったらうれしかったななどという、今までとは逆な気持ちになるのだった。人間とはわがままな生き物である。


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外に灰皿があったので、内部は禁煙なんだろうなと入り口を開けると、予想外に障子があって、まだ内部が確認できないもどかしさであった。とりあえず、この下駄箱に靴を入れるのだが、なんとなく魚民を思い出すが、魚民にはない微妙な臭いがする。温泉の臭いではない。茶香炉のような臭いだ。



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おっと、券売機じゃないか。入浴券は左の上にあったが、食券に目が行ってなかなか気が付かなかった。


そうか、2時間で900円なのか。なかなかな微妙な価格設定ではないか。内部が判らないと勇気がいる価格だよな。


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障子をあけると・・・・実はもう1枚障子があるのだ(^^;。ようやくたどり着くのが、この休憩所というか食堂というか兼用の間なのである。臭いの正体は、この火鉢だろうか。火鉢の上の鍋には、こんにゃくが煮えている。味噌田楽は100円だったかな・・・。



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さて脱衣所である。予想外の硫黄の香りがある。どうやら単純泉ではないようだ。貴重品入れはリターン式のコインロッカーである。



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おお、笹にごりの湯に雪見風呂が楽しめる内湯ではないか、と思ったら


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右手には露天風呂もあるではないか。しかし、こちらは小さい浴室のほうで、この日は女湯だったもうひとつの浴室には岩風呂の露天風呂が付属しているようである。



171湯 か く し の 湯

群馬県吾妻郡長野原町応桑1985-175 TEL:0279-82-1526


泉質 ナトリウム-炭酸水素塩泉

泉温 48.6℃ pH 6.52



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おお、山陰に夕日が沈んでいく・・・。


こうしていると金気臭らしきものも感じるなー。気がつけば泡付きもあるね。



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こちらは内湯の湯口である。なかなかの湯量である。



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排出はオーバーフローではなく、浴槽内の竹の筒から排出される。


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カランは2つだけなので、混んでいるとつらいところか・・・。

今の時期はそれなりだけど、暖かくなると北軽井沢の別荘族などもやって来て、けっこうな来客があるようだ。行くなら今の時期が良い。


2時間を過ぎたら1時間で追加100円である。温まったので弁慶は抹茶ソフトを食べて帰ってきた。




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