チャプター岡山 第1戦! | セルフファーストキャスト

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バスフィッシングとトーナメントのブログ

遅くなりましたが、チャプター岡山 第1戦を振り返ります。



今年の岡チャプ初戦は久しぶりに参加者が増え、46名の選手が集まりました。


近年、厳しいフィールドコンディション等で参加者が減っていく一方だったので、嬉しい事ですね!



(写真提供 JB/NBC




今年は冬の間は何度か来れていましたが、試合が近づいてからは練習の時間が取れず、高梁川は実に1ヶ月半ぶり・・・



そして、前日は江口さんとの動画撮影でホゲてしまいメンタルボロボロ・・・


なんとしても、この日までホゲるワケにはいきませんでした。

(鬼監督に何を言われるかわからないので!)




そんな不安を抱えながらスタート。


久しぶりすぎて状況が全くわからなかったので、冬から釣れている場所、反応のあった場所、実績場所等々・・・その中で空いているところからスポーニングの進行具合をチェックしていきました。



走行中から下流域に人が少ない事に疑問を感じていましたが・・・



下流域の最初のポイントで納得。




ヘラがハタいている・・・。




この事で下流域のヘラがいる場所はバッサリ切り捨て、その他の場所を巻き~ライトリグで探りながらチェックしていきました。





そして、数ヵ所目に入ったポイントで・・・




無風に近い状況に、それまで結んでいたスイムベイトでは違和感を感じたので、この時ベストだと感じたシャッドテールノーシンカーにチェンジ。



狙いのストレッチへカーブロール気味に通すと・・・



「ゴンッ、ゴゴンッ!!」



一呼吸置いてフルフッキングすると、一気にテンションが抜け、合わせ切れ??


と思った瞬間、目の前で50UPが大ジャンプ・・・




放心状態でラインの先を見てみると、ブレイクではなく、どうやらノットが滑って解けた状態に・・・



今まででなった事が無いような凡ミス。



結び直した時にしっかりとノットを確認していなかった事で、貴重な1本を取り逃がしてしまったのは精神的に大ダメージでした。






気を取り直し、再開するものの、その後から吹き始めた風は暴風に・・・






先程の1本目をヒントに、近年自分の中では全く手応えの無い、バスの姿さえも見ていないロックハンプのエリア。


しかし、条件的にアリだと感じたのでチェックすると・・・



ロックハンプを通過したルアーに岩陰からビッグバスが出てきてバイト!




が、これは乗らず・・・。




一見、バスの喰いミスのように感じますが・・・




あの喰い方からすると、ルアー、レンジ、カラーをバチッと合わせる事ができていれば、深いバイトになったであろう魚。


手持ちのベストと感じるカラーを切らしていたため、違うと感じたモノをそのまま使っていたのと、この暴風に合ったレンジを通せていなかった自分のミス。




2度のチャンスを取りこぼし、メンタルは崩壊寸前・・・。




そして、更に暴風へと変わり、もはや釣りをするのが困難なほど。



今まで暴風はありましたが、この日は間違いなく自分のボートフィッシング史上、№1の荒れ具合・・・。



途中、下流域に引き返す時には、スローで行っても頭から波を被る状態。




そんな状況に、もはや打つ手無しかと思い始め、切羽詰まった試合終盤。





いろいろな事を考え、自然と頭に浮かんできたのは・・・





スポーニングの進行具合の遅めな中流域の中でも上流寄りのロックハンプエリア。





ハッキリ言って全く手応えの無い場所でしたが、下流域に持ち駒が無くなった以上、もうやるしかありませんでした。



幸いな事に、ポイントに到着すると完全ノーマーク。



そこで、この状況にベストだと感じたスイムジグ+シャッドテールでボトムを軽く叩く戦略。



まずは、数ヵ所あるロックハンプを深いほうから巻いていきましたが、やはりそこでは釣れず。




そして、狙いの条件を満たす、1番浅い側のロックハンプへ。




時折、ボトムに当たる程度で巻いていくと、ハンプトップで・・・





「ゴンッ!!」





一呼吸置いてフッキング。



尋常じゃない引きでしたが、慎重にファイトし、なんとかネットイン!





終了まで50分を切ったところで、執念で獲った起死回生の1本。





その後は、追加ならずタイムアップ。






この日キーとなったのは・・・





水深1~1.5m程度のシャローフラットorロックハンプ。


この日は、近くにある程度水深がある場所よりシャローフラットな感じで「広く浅い」というのが条件でした。





その時、その状況にベストなルアーセレクト&トレースコース&レンジ調整。


風の強さや濁り具合で細かくルアー&カラーローテーション。

(浮かして喰わすのか、ボトムに当てるのか等々・・・)




そして・・・




プレッシャーの無いところ。もしくはプレッシャーの抜けたタイミング。


その条件がバチッとハマると、この暴風のおかげでハンプトップにいる個体は1撃で喰ってくる感じでした。





ただし、反応しやすいのは最初の一流し・・・。




そんなパターンでした。








そして、ウェイイン。




量ってみると・・・



自分のトーナメント史上、最大となる2692gスーパーキッカーフィッシュ!




その1本に救われ・・・



準優勝!!




ちなみに、参加者46名中、ウェイイン僅か5名という旭川と変わらず激シブな試合でした。


4位にはチーム員のス~さんが入賞!




スポンサードして下さるジャクソン様、釣具の宮一様、チームの皆さん、仲良くしてくれる皆さん、支えてくれる皆さん、スタッフの皆さん、どうもありがとうございました!








それにしても、この日の試合は記憶に残る1戦となりました。



前日の事もあり・・・



「この日はなんとしても釣らなければ・・・」



そんな思いを持って、0からのスタートで模索しながらパターンを見付けるものの、自分のミスで取り逃がし、メンタルは崩壊寸前・・・



更に、危険すぎる暴風でもうダメかとも思わされましたが・・・



この無謀とも言える暴風さえもプラスに考え、味方に付ける事が出来た「この日だからこそ、より強くなったパターン」での、最後のスーパーキッカーフィッシュには心底痺れました。



試合中にパターンを構築していくという、今のトーナメントにおける理想の試合展開でたどり着けたのは自信に繋がりましたね。



やっぱりトーナメントの感動は格別です!





タックル


ロッド:スーパートリックスター STC-72MH 「The Bank Fishing Advantage」

リール:ジリオンSV TW

ライン:シーガーR18バス 14ポンド

ルアー:ドライブシャッド4.5インチ ノーシンカーorスイムジグ