■「世に出ることと仕えることは、どうしても誰かの助けを必要とするが、退くことと民間に身を置くことは、人の力を借りなくてもできることなので、自分ですべきだ」

22日(金)である。
「えっ、もう金曜日!」
 という言葉が、思わず口をついて出た。
 執筆が思うようにスムーズに進まず、なんとも苦渋の毎日である。
 ちょっとの無理が、すぐに体調不良となって現れる。
 とはいえ、子どもたちが夏休みなので、いろいろとやることが増えている。

 今日は、河井継之助(かわい・つぐのすけ)について書きすすめた。
参考文献は、すでにある程度は我が家にそろっているので、入手の必要が無い。
今泉鐸次郎(たくじろう)『河井継之助傳』(象山社)を読まずして、河井継之助は、語れない
売れる本ではないし、売れる本をと思って書かれた本ではないことは、誰が見ても分かる本である。
だが、河井継之助のことについて書かれた本は、全てこの本がネタもとになっている。とにかく、凄い本なのである。
古文・漢文が読めない人には、残念ながら、無理。
私自身、独学ながら、かろうじて読めるようにはなってきた(苦笑)。
苦労をかける妻には悪いが、
「こういうなくてはならない本を一冊残して死ぬのも、悪くはないな」
と思えるようになってきた。

継之助の言葉に
「進むときは人に任せ、退く時は自ら決せよ」
とある。
「出るとき進むときは人の助けが要るが、おるとき退くときは己の力のみである。自ら決せよ」
 と語られる時もあるようだ。
 ネット上に引用されているが、きちんと分かりやすく説かれたものは、見当たらなかった。
 この言葉、正確には、
「進むと出るということは、是非、上の人の助けを必要としなければなりませんが、居ると退くほうは、人の力を借らずに自分ですべきもの(進むと出づると云ふことは、是非上の人の助けを要さなければならぬが、處ると退く方は、是は人の力を藉らずに自分ですべきもの)」(同上)
 である。
 意味を分かりやすく要約すると、
「世に出ることと仕えることは、どうしても誰かの助けを必要とするが、退くことと民間に身を置くことは、人の力を借りなくてもできることなので、自分ですべきだ」
 となる。
 
 夜9時半ころ、娘の玲奈が嘔吐した。
 低線量被曝のせいかも、などと考えないでもなかったが、どうやら、塾から帰ってきてから、ずっと短パンと半袖Tシャツという薄着ですごしていたために、風邪をひいたらしい。
 病院からもらった私の手持ちの胃薬を飲ませたら、落ち着いた。


■「のどがイガイガする」「鼻血」「下痢」は低線量被曝の症状

前回の
「福島在住の子供達に起きている体調不良や異変の症状とは!!!」
の続きである。
以下の情報は、ネットの「Our Planet TV」から。

 以下に、500通のメールに記された症状の多い順から列記させて頂く。

・咽喉(のど)の不調  172件
・鼻血          106件
・下痢          97件

・倦怠感         83件
・咳           61件
・鼻の痛み        50件
・頭痛          42件
・目の腫れ        39件
・口内炎         28件


 補足させて頂く。
「咽喉の不調」を訴えた人は、
「のどがイガイガする」
 という。
 トップスリーの症状は、今後私たちが、吾が子のみならず、周囲の子供たちにも目を配り、気をつけておくべきことである。
「目の腫れ」についてだが、汚染のある運動場で体を土につけたことや、砂場で遊んだことから、目に放射性物質が入ったために、目が腫れたのである。ひどい場合は、目の周囲の瞼が紫色に腫れている。
 土埃の舞う運動場での運動は、極力減らさなければならない。
ましてや、腕立て伏せをやらせるとか、寝転がる運動をさせるというのは、もってのほかの行為である。
福島県伊達市の保育園に通う子供たちの中には、風邪をひいても治らないで、やがて肺炎になって、現在入退院を繰り返しているという。
 そのほかの症状が以下である。

・おさまっていたアレルギーが再発
・アレルギーが悪化
・良くなっていたはずの病気が再発
・疲れやすくなり、無理ができなくなった
・風邪の症状と同じだが、薬を飲んでも治らない


 原因は、汚染された場所に住んで、さらには被曝した野菜や魚や肉を食べていることである。
「風邪の症状と同じだが、薬を飲んでも治らない」 
 とあるが、内部被曝で抵抗力が落ちたための症状なので、薬では治らないのだ。だというのにもかかわらず、医師は、抗生物質を処方するという。それも、治らないので、強い抗生物質に変えられてしまうそうだが、強い抗生物質を子どもに服用させることが、どんな結果を生むかは自明の理で、身体の中の善玉菌をも殺してしまい、さらに新たな病気を生み出すことになる。
 500通のメールから分かることがもう一つ、
「異変報告のあった地域は、東北関東地方に集中している」
 ということだ。
 「チェルノブイリへのかけ橋」の野呂美香さんは語る。
「ベラルーシの100人中98人が病気です。学校の授業も、45分だったのが、今では25分に短縮して行われています。病気のために、集中力がなくなったのです」
 ベラルーシの、0.1マイクロシーベルトを超えた地域の子どもたちは、みな体調が悪くなっているという。
 鼻血と下痢は、内部被曝のシグナルなのだ。
 とにかく、今の私たちにできることは、被曝した食べ物を子どもたちの口に入れさせてはいけない。
と同時に、お母さん同士の連帯で、勉強不足の政治家を動かすことである。


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