◆熊沢蕃山は、真の意味での「神儒一致」を唱え、皇室連綿を重視した

以下、6月からスタートする事になりました
『日本陽明学研究会・文化講座:「陽明学入門 王陽明と日本の陽明学者たち(全5回)』
についてご案内させて頂きます。

その前に、一言(^O^)/。
「神儒一致(しんじゅいっち)」
という言葉があります。
「神道と儒教はもともと一つである」
という思想のことです。
林羅山(はやし・らざん)、羅山を嫌悪した中江藤樹、伊藤仁斎、山崎闇斎(やまざき・あんさい)らも、この「神儒一致」を唱えたことで知られています。

ですが、中でも、日本陽明学の祖・中江藤樹の一の高弟・熊澤蕃山(くまざわ・ばんざん。一六一九~九一)は、真の意味での、神道、つまり「皇室神道」と儒教の一致を説いたという点で、特筆すべき人物と言っていいでしょう。
そのことについて「世界宗教用語大事典」にこうあります。

「〔熊沢蕃山は〕師説を守って〈致良知(ちりょうち)〉の説を奉じたが、晩年には〈神儒一致論〉を唱え、
〈三種の神器〉
は儒教の
〈知仁勇〉
を象徴しており、この三徳が道徳学術の淵源であり、心法政教の根源であるとして、皇位連綿を重視した」


これはあくまでも私見ですが、蕃山が、その晩年に幕府から忌避された最大の理由が、この皇室尊重にありました。私が言う「真の意味での神儒一致」とは、そういう意味なのです。

さて、蕃山の説く真の神儒一致論は、その後「水戸学」に受け継がれ育まれ、やがて吉田松陰らの倒幕思想となって結実し、明治維新の原動力となっていくのです。
皇室神道と陽明学の関係については、神道家にもほとんど知られていないのが実情ですが、この度の講座は乃木神社の後援ということですから、今回の講座の中でこのことについて触れてみたいと思っています。

初日の対談をお引き受けくださった拳骨拓史氏についてです。ウィキペディアなどを参照しました。

拳骨 拓史(げんこつ たくふみ、1976年(昭和51年) - 、本名未詳):
作家。東洋兵法・東洋史、経営学の研究家。中央乃木会理事。和歌山県出身。
漢学・東洋思想・東洋史の研究を行い、名越二荒之助(なごし・ふたらのすけ。元・高千穂商科大学教授)、杉之尾 宜生(すぎのお・よしお。元・防衛大学教授)に師事。日本のみならず、中国・韓国などで論文や研究発表などを精力的に行い成果をあげている。
著書に『「反日思想」歴史の真実』、『日中韓2000年の真実』(ともに扶桑社新書)、『韓国人に不都合な半島の歴史』、『韓国の歴史教材「東アジア史」の真実』(ともにPHP研究所)など。


以下、「日本陽明学研究会」の案内状から掲載させて頂きました。

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【日本陽明学研究会・文化講座】
『陽明学入門 王陽明と日本の陽明学者たち(全5回)』


陽明学と一口に言っても、現実には様々な陽明学理解が存在しています。
陽明学は、江戸初期に「近江聖人」と称される中江藤樹によって日本に紹介されて以来、以後日本流に取り入れられて、江戸期を通じて人材育成や大衆文化の発展に大きく貢献してきた事は、ほとんどと言っていいほど知られていません。また幕末の志士たちが陽明学を原動力に大活躍し、明治新政府の元勲の多くが陽明学を奉じていたことは比較的知られた事実です。

「陽明学を抜きにして、江戸時代以降の近・現代史を語ることは出来ない」
と、常々私は断言し続けてきたのですが、現実はと言いますと、陽明学は、左寄りの大手マスコミや学識者によって無視され続けて、今日に至っているのです。

今私は64歳、30年前の私の陽明学理解とは、その奥深さが随分違います。「日本陽明学」を中心とした陽明学理解をも披露させて頂きながら、共に陽明学理解を深めさせて頂きたいと思います。(講師あいさつより)


●講師:林田明大 先生(陽明学研究家)
略歴:昭和27年(1952)長崎県島原市生まれ。平成6年(1994)に陽明学研究の初学者必読の書となる『真説「陽明学」入門』(三五館)を上梓。本書はグロービス経営大学院の必読書となる。以後、現代人向けの活きたテキストを数多く手がける。
代表的著書に『志士の流儀』(教育評論社)、『陽明学と忠臣蔵』(徳間文庫)、三五館より『真説「伝習録」入門』、『財務の教科書、「財政の巨人」山田方谷の原動力』等がある。

●講座日程・内容(いずれの日も14:00~16:00)
① 6/18日(土) 陽明学入門(拳骨拓史氏との対談)
② 7/17日(日) 王陽明の生涯と思想
③ 9/17日(土) 日本陽明学の祖・中江藤樹
④ 10/9日(日) 陽明学と忠臣蔵
⑤ 12/17日(土) 日本主義思想の先駆者・熊澤蕃山

●場所:乃木神社内「尚武館道場」(社務所2階)
東京メトロ千代田線乃木坂駅1番出口より徒歩1分、都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩10分、首都高速外苑ICより車で5分

●定員:50名(定員に達し次第締め切りといたします)

● 受講料(全5回)
■中央乃木會会員:8,000円
■一般:12,000円
ペア割引(2名以上):1名10,000円(但し入金は2名一括20,000円から。1名追加毎に10,000円)

※全日程を修了された方には修了証が交付されます。
※学生の方は受講料を半額と致します。

> ※受講料は一括にてお納めいただきます。
(振込先はお申込時にご連絡致します)
※中途での受講キャンセルの場合、受講料の払い戻しは致しません。


主催:日本陽明学研究会
後援:乃木神社
お申込・お問合せ先:乃木神社 飯島
東京都港区赤坂8-11-27 乃木神社内
電話番号 03-3478-3001 /FAX:03-3478-3005
【mail】iijima@nogijinja.or.jp

 

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◆アメブロをしばらくお休みさせて頂きます。

アメブロをしばらくお休みさせて頂きます。
なお、ライブドア・ブログ
『林田明大の「夢酔独言」』
は引き続き書かせて頂きます
ので、ご一読頂ければ幸甚に存じます。

◆8月29日、乃木神社内「尚武館道場」で「幕末維新と陽明学」と題して講演

8月29日(土)に、赤坂の乃木神社内「尚武館道場」で講演をさせて頂くことになりましたので、ご案内させて頂きます。

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中央乃木會主催講演会
第1回 中央乃木會基礎講座


演題:『幕末維新と陽明学、志士の流儀』
幕末維新の原動力となった思想の一つに「陽明学」があります。吉田松陰、坂本龍馬、西郷隆盛・・・など、陽明学を学んだ幕末の志士たちの活躍を題材に、陽明学の思想とは何か、その思想の真髄について分かりやすくお話いただきます。
皆様のご参加をお待ちしております。


●日時:平成27年8月29日(土)14:00~16:00
(開場13:30)
●場所:乃木神社内「尚武館道場」(社務所2階)
●講師:林田明大先生(陽明学研究家)
略歴:1952年長崎県島原市生まれ。94年に陽明学研究の初学者必読の書となる『真説「陽明学」入門』(三五館)を上梓。本書は、グロービス経営大学院の必読書となる。
以降、現代人向けの活きたテキストを数多く手がける。
代表的著書に『志士の流儀』(教育評論社)、『陽明学と忠臣蔵』(徳間文庫)、三五館より『真説「伝習録」入門』『財務の教科書、「財政の巨人」山田方谷の原動力』等がある。

●次第
1、講演
2、質疑応答
3、懇親会※予定(16:00~17:00 乃木會会員で希望者のみ)

●会費
【講演会】
◆中央乃木會会員:1000円
◆協力団体の紹介:1500円
◆非会員:2000円
※当日、中央乃木會に入会した者は、当日参加費は「無料」
【懇親会】(乃木會会員で希望者のみ)
お一人1000円


会場の都合上、参加希望者は8月22日までに中央乃木會会宛までご連絡を賜りますようお願い申し上げます。
★混雑が予想される為、事前申し込の無い方の入場は、講演5分前とさせて頂きます。


主催:中央乃木會会
お申込み・お問い合わせ:乃木神社/中央乃木會
東京都港区赤坂8-11-27
電話番号03-3478-3001
FAX:03-3478-3005
E-Mail:nogikai@nogijinja.or.jp


乃木神社へのアクセス
http://www.nogijinja.or.jp/map/




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久々に、明治の初めに日本に来たお雇い外国人の草分け的存在のウィリアム・エリオット・グリフィス(1843~1928)と陽明学の事をあれこれネット上で調べていたら、大変興味深い一文を目にした。
ウィリアム・エリオット・グリフィスは、次のように語っている。以下、私の拙い現代語訳。

「日本の朝鮮に対しての関係は、米国がフィリピンに対するのと同じであるが、日本の行動は米国がフィリピンに対して行ったことよりも、より公平なものである。
朝鮮は、もともと中国の属国であって独立国などではなく、日本が政治的に、不道徳で愚かで強情な朝鮮を、今日のような文明の域にまで進歩させたのである。
それまでの朝鮮の内政は、秩序や風紀が乱れ、朝廷は世襲の役人ばかりで、国民はというと、常に抑えつけられていて、恐怖の念にさいなまれて、手も足も出ない状態だったのだ。
日本の朝鮮併合は、健全な帝国の形成を意味しており、東洋のために喜ぶべきことである」


以下、原文。

「日本が朝鮮に対する関係は、米国がフィリピンを制すると同じくして、日本の行動は米国がフィリピンに対するよりも一層公平なるものなり。
朝鮮は元来独立国に非ずして、日本が行政上、罪悪頑愚に満ちたる朝鮮をして今日の如き文明の域に進ましめたり。
朝鮮の内政は紊乱し朝廷は坐人坐女を以て満たされ国民は常に厭倒せられて驚怖の念に制せられて為す所を知らず。日本の朝鮮合併は、健全なる帝国の形成を意味するものにして東洋の為に喜ぶべし」(塩崎智「ウィリアム・エリオット・グリフィスと金子堅太郎」)

当時、来日した外国人のなかで、グリフィスほどの日本通、朝鮮通はいないと言っても過言ではないのである。 そんなアメリカ人で敬虔なキリスト教徒が評したのである。
大いに参考に値する批評と言っていい。



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