このところすっかり食べ物ばかりに気をとられて、アート鑑賞記録を残しておらず・・・
見てからだいぶ時間が経っているものもあるけど、自分のための備忘録として
どどん!と記しておきます。
レベッカ・ホルン展 ―東京都現代美術館
MOTには相変わらずよく足を運んでいるけど、このレベッカ・ホルン展はよかった!
無機質な機械仕掛けに情緒が宿るなんとも官能的な現代アート。
天井が高く巨大なMOTの展示スペースが有効に使われていて見ごたえ十分でした。
御年66才、現役バリバリのドイツ人女性現代美術家・レベッカ・ホルン。
かっこいいーな~もう
ボルゲーゼ美術館展 ― 東京都美術館
上野で開かれるルネサンスやバロック絵画の展示会はいつもとにかく混んでいて、
人をかきわけ押されながら見るはめになるのが残念・・・
印象に残ったのは、レオナルド・ダ・ヴィンチの模写、「レダ」
柔らかで繊細で、なんとも官能的(←こればっか)
公共の美術館と違って、個人コレクションが面白い点は、
家の権力や財力が見え隠れするところ。
金銭的援助を受けているパトロン様のご意向も大切ですから、ね。
この展示会を最後に、大規模な改装工事のため2年間の休館に入る東京都美術館。
こじんまりとしてレトロな雰囲気を味わえるのもあと少しです。
コレクション展示「美の饗宴・東西の巨匠たち」 ― ブリヂストン美術館
会社から近くて平日夜8時までやっているブリヂストン美術館は
ふと思い立ったときに足を運べる貴重な美術館。
平日の夜は人も少なくて、気ままに贅沢な時間を過ごせておすすめです
ここのコレクション、実は相当すごい。
モネ・ルノワール・セザンヌ・マティス・
日本画家の巨匠、黒田清輝・藤島武二・安井曾太郎が同居する贅沢さ!
しかも今回の企画は、時代の大きな流れに沿って、東洋と西洋がお互いに
どう影響し合ってきたのかがよく分かる展示になっていてとっても興味深い。
ブリヂストン美術館、やっぱりいい美術館だなー。
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この他にも小さな企画展をいくつか。でも中にはガッカリのものも
負のエネルギーを吐き出すような作品はやっぱり好きになれない・・・
小説でも音楽でもアートでも。
「こうすることでしか生きられない」なんて嘯くアーティストは多いけど、
そんなの一方的に見せつけられても困る。
怒りや悲しみや不安な気持ちは深く深く奥底に沈めて、
表現の形はあくまで美しく優しくあってほしい。
その深淵を覗き込むことこそ、受け取り手の楽しみなのだから。
なんて語りつつ。
今年こそ青森の現美に行きたいな~
瀬戸内国際芸術祭も~!