ずっと前から行きたくて、手帳に挟んだ地図に赤ペンでぐりぐりマークを入れていた
「食堂 アンチヘブリンガン」
平日のランチとディナータイムだけで、土日祝日はお休み。
難易度は高いけど、行くぞー行くぞーと想いを温めていました。
満を持して、会社帰りに仲の良い女子を誘ってディナーへ。
入り口の扉の前に立った女子2人がくるりと振り返り、私に向かって一言。
「好きそうな感じだねー!」「うん、いかにもって感じ!」
・・・ばれた?(笑)
味わいのある木のテーブルにぽつりぽつりと置かれた古いものたち。
白熱灯に照らされた本棚のひっそりとした雰囲気が、吉祥寺の「横尾」さんに
似てるなぁと思っていたら、こちらの内装デザインも「antiques tamiser
」の
吉田昌太郎さんでした。
むーん、やっぱり吉田さんの作る空間は、好みのど真ん中ストライク!
いきなり鼻息がふがふがと荒くなるワタシ(笑)
お愉しみのお料理は、
・ヤマイモのステーキ
・春菊ペーストのパスタ
・鶏レバーのセージ炒め
・きのこのオムレツ などを3人でシェア。
お料理が美味しいとの評判通り、どれもとっても美味しかったぁ!
ハーブの香りとオイルがきいた味わいはワインにピッタリだと思うけど、
例によって私はお茶(笑)
飲めないくせにワインのおつまみのような料理は大好きなのですよ
隣りのテーブルをチラ見したら、ワインのデキャンタはビーカーでサーブされてました。
イカス・・・
席を中座したまま戻らず、店内に飾られた古いものたちや本棚をひたすらじーっと
(いや、ニヤーっとかな?)眺めていたら、笑顔のとっても素敵なオーナーの奥様が
話し掛けてくださいました。
不思議な響きをもった店名は、小津安二郎監督の「秋日和」という映画に出てくる
『ヘブリン丸』という薬の名前から取ったんだそう。
ご実家が元薬屋さんだったそうで、飾られている古い薬瓶は実際に使われていたもの!
味のある薬箱に仕舞われていた実物の「へブリン丸」も見せていただいちゃいました。
気さくにたくさんお話をしてくださって、その温かいお人柄とお日さまのような笑顔にほわほわ・・・
お腹もココロも満タンになって、大きな笑顔に見送られてお店を後にしたのでした。
嬉しい情報は数珠つなぎ。
近々、SyuRoさんやアノニマ・スタジオにも行かなくっちゃ!