今日は仕事が休みなので
のんびり過ごしているのだが
今日に限らず色々間抜けなことをしている

地デジ対応ついでに
電話・ネット接続・テレビをまとめて
J:COMにしてしまったので
地デジに限らずいろいろなチャンネルを
追加料金なしで見ることが出来ているのだが
イギリス古代史(?)に関わるドラマ
『チューダー』がAXNミステリーで放送される!
という予告を以前見かけていたため
録画しよう、しよう、と思っていたのに
既に放送された分をすべて録画し忘れている
中途半端に見るとなおのこと
見逃した分を見逃したことを悔やみそうなので
この際見るのを諦めた
まぁ、きっと近いうちに再度放送されるに違いない!
と信じよう

どうして『チューダー』を見たかったのかというと
アングリカン成立に関わる話のようだからだ
イギリス市民革命に至る歴史における
アングリカンの影響は無視できない
何度かこのブログでも触れているが
今日で言う「政教分離」や「信教の自由」は
ロック『寛容書簡』を契機としてるらしいのだが
ロックの本音は国体維持にはアングリカン維持が不可欠ながら
他の宗派も少なからずいる以上どうするか?
との観点から
フランスやスペインとも繋がるカトリックはあくまで敵視
当時の視点でカルト色を見出せる……
なんだったっけ? メソジストじゃないや
いかん、ど忘れした
なんか、素人が「自分もモーゼみたいな預言者だ」と言い張って
啓示を受けたと主張することを容認した宗派だったハズ
まぁ、そいつは、それこそカルトだからダメ
オランダと繋がりがあるプロテスタントは
むしろ真面目な労働者として有益、と判断したことで
上から目線で一部宗派を認めてやろう、と言うものなのだが
そこまでしてアングリカンを擁護しようとしたことからしても
イギリスにおけるアングリカンが
不気味なくらい重要だってことは明白だ
しかし、このアングリカンが成立するきっかけは
離婚を認めないカトリックに逆らってまで
離婚したかったイギリス国王の振る舞いを
正当化する宗教をでっち上げる必要からだった
『チューダー』は、まさにその頃の歴史を題材としているので
見て損はないどころか
小難しい歴史書を睡魔と戦いながら読むよりは
むしろエンタメとして楽しみながら
最低限の情報を仕入れられる、と踏んだのだ

その『チューダー』を見逃して何をしていたかというと
別な番組を録画して見ていた
ヒストリー・チャンネルの『ノストラダムス・エフェクト』だ

はっきり言ってオカルトなのだが
かつての科学はオカルトとの教会が曖昧で
それこそダン・ブラウン『天使と悪魔』の下地にもあるように
宗教が、後の科学に通じるオカルトを弾圧した一方で
神がもたらしたこの世の秩序や神の意図を解明する
という信仰心に立脚した科学(むしろオカルト)の探求も
実際になされたこともあり
そこそこ古い哲学書にも随所に「神」が登場する
もちろん、人によっては哲学において要請される神であって
特定宗派の信仰とは独立している、と主張するが
オイラはそんなの建前だと見なしている
上記のように、ロックはバリバリのアングリカンで
他宗派を飽くまでアングリカンの立場から容認する理屈を
ひねり出していた訳だからね
なので、哲学において位置づけられる神は
その内実がどうあれ、論じる人の宗派が反映していて
無味乾燥無色透明な神では決してありえないし
どこかの神社で祭られている、祈れば哲学が得意になるような
ご利益のある神でもない

ともかく、そのような信仰がアリストテレスと結びついて
異端審問にも関わっていたことから
近代哲学には多かれ少なかれ
反キリスト教、反アリストテレスの側面があったものの
それまでどっぷり神を前提に生活し、思索していた人が
いきなり神から脱却しようったって
気がついたら神やキリスト教を前提に考えている
なんてことは当然あっただろうし
そこまで毛嫌いしていた宗教に、実は嫉妬していて
自分が神になりたかったのではないか? と疑われても
仕方のないことをやっちまった人たちもいるにはいる
(中川八洋がルソーや社会学を批判する論法がこれだ)

そういう意味では、信仰心がないおいらも
近代哲学と関わる程度に応じて
当時のオカルトや信仰がどういうものだったのか?
については、教養として知っていないと
聖書からの引用と思しき記述に出くわした際に
そうと気づかない、なんて間抜けなこともやりかねない

で、『ノスタラダムス・エフェクト』では
ニュートンが聖書の預言を研究した結果
2060年にハルマゲドンを迎えると予言した
なんて話も出てくれば
イエスの再臨の時期に選民が「けいきょ」される
(漢字が分からないのだが、要はまともな信者が選ばれて
天に登る、救われるっていうキリスト教の教義だな)と
本気で考えている人たちは
「けいきょ」された人たちが公共交通の運転手だったりすると
鉄道や飛行機墜落の事故が起こるなどなど
世の中大混乱、なんて心配をしているだとか
なかなか笑える話もでてきたし
ダ・ヴィンチが『ダ・ヴィンチ・コード』ならぬ
終末預言の暗号を絵画に残していただとか
エルサレムに神殿を再建することで
イエスの再臨を促そうとする一派がいるだとか
んなことしたら中東で戦争になるだとか
この手のオカルトを巡る話で
あちこちの大学教授が発言していたりするのを見て
やっぱり今も宗教の影響から抜けられない人類は
神という幻想の呪縛から逃れられていないと痛感したりしていた

そういう面倒は、宗教を信じるから起こるんだから
捨てちまえばいいのに、未だにしがみついては
似たようなものを懲りずにまた作り出したりするんだから
人間、どーしてこうもバカなんだと
ホント嘆かわしい限りだ
なまじっか真面目に信じるから
仏教徒は末法を信じてヴァジラヤーナを実行するんだ
この調子じゃ『孔雀王』よろしく
イエスの再臨を待望して第三次世界大戦をわざと引き起こす
なんていうバカ話がホントになされかねないぞ
自爆テロも報復攻撃も止めるには
大本の宗教を捨てちまえばいいんだ
ギリシア神話は今では文字通り神話だろ?
こんなことを本気で信じてたんだから
昔の人間はバカだったね、と言えるのと同じように
宗教を捨てちまえば済む話なのに

などと、録画した番組を見ながら思っていたら
午後6時を過ぎていたため
ATMから金を下ろすと手数料がかかる
バカやっちまった、と嘆きつつ
そこそこの金額が財布にはあるから
週末は乗りきれるかな、と気を取り直し
スーパーに買い物に出かけようとしたら
雨が降り出していたので洗濯物を取り込み
部屋干しのためにエアコンを除湿運転したら
妙に寒い

などと、おいらもまた間抜けなことをやっている

ブログを書いているうちに雨が止まないか?
と思ったものの、外からは自動車が通って
タイヤが水の音をさせているのが聞こえてくる

こりゃ、止みそうにないから
諦めてとっとと買い物に出かけよう