アニメが面白かったので読み出した原作
図書館で借りて2巻目を読み出している
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈2〉 (電撃文庫)/鎌池 和馬
¥599
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独特なルビに読むスピードが上がらないのは相変わらずだが
何とも説明に苦しむのだが、もしかしたら
文体がオイラと相性が悪いのかもしれない

なんてんだろうな……読んでいてすんなり情報が頭に入ってこなくて
字面を追っても「ああ、なるほどね」と分かった気になりにくいのだな

海外の学術論文や文学を翻訳したものについては
この手のリズムの悪さというか、ノリにくさというか
そういう問題は以前から感じていたので
特に翻訳の学術論文や本を読みたいときは
その著者に関する国内の学者による研究所をまず読んで
大雑把な雰囲気を掴んでから翻訳を読むことで
文体との相性の悪さを少しは克服しやすくするようにしている

たとえば、先日ちょいとしたきっかけがあって興味が湧いた
プロティノスを読もうと、まずは文庫に取り組んでみた
善なるもの一なるもの―他一篇 (岩波文庫)/プロチノス
¥525
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活字が古いってのもあるのだが
議論が進むにつれて頭が追いつかなくなったため
解説を読んで、また本文に戻ってみたのだが
やはりイマイチ、すんなり入ってこない
冒頭はものすごく分かりやすい話だけに
ギャップも大きい

そんなわけで、もしかしておいらは
端的に頭が悪くなっているんじゃないか???
と、ちょいと不安になってきている

時々述べているが
たとえば、うーん、「あれは赤い」と言えばよいものを
「あれは赤さを持っている」というような
オイラに言わせれば端的に悪文としか言えないような
そういう言い回し、書き言葉が、色んなところで見られるようになり
柄じゃないし、「今時の若い者は」なんて言うのもイヤだし
オイラ自身誤入力、誤変換をしょっちゅうやらかしているので
あまり強く言えないことでもあるのだが
少なくとも出版物を出すほどの人なら
もちっと推敲しろよ、と言いたくなるような日本語を
ホントにここ5年くらいかな? 見かけるようになった
もちろん、論文の翻訳なんかではもっと昔から
この手の言い回しは散見していたのだが
オイラの正直な意見としては、この手の文体は
端的に日本語としてあってはならないと思えていただけに
結構無反省に、その手の文体を端的に悪文と評してきた

ところが、上のようにオイラ自身の物分かりの悪さを考えると
むしろオイラ自身が頭が悪いだけなのではないか?
少なくとも最近、認知症は違うか? それでも
頭が悪くなってきているのではないか? と言う気がする

どこにも上り詰めた気がしないものの
オイラの人生、きっと後は下るだけだ