約半年前の新聞記事になりますが、1/8の日本経済新聞の朝刊にフィットネスクラブ関連の記事がありました。

記事の内容を要約すると、
・2011年度はフィットネスクラブ大手5社は新規出店を抑制し、改装やサービスの拡充を優先
・消費者は格安で手軽に利用できる小型フィットネスクラブに流れている
です。

大手フィットネスクラブは、団塊世代の大量退職や、健康志向の高まりをにらんで2005年~2008年度にかけてかなりのペースで新規出店してきたようですが、供給過剰で会員獲得が頭打ちになっているそうです。
大手間の競争に加えて、月会費が大手の約半額の「カーブス」のような小型フィットネスクラブに会員が流れていくと、経営的にかなり厳しいですね。

個人的には、疾病予防としフィットエスクラブの会費が健康保険の対象になったりしない限り、このまま苦しい状態が続くのではないかと思います。


そんな中で注目しているのは「東急オアシススポーツクラブオアシススマート」。

この施設は、その名の通り東急スポーツオアシス系列ですが、従来のオアシス店舗と比較して、月会費を割安にし(4500円)、その代わりに入館料(100円)、プール使用(100円)、スタジオレッスン(50~300円)をその都度徴収しています。

会員を数多く集めるためには、ヘビーユーザーだけでなくライトユーザーをターゲットにする必要があります。
そのためには、まずは入会の敷居をできるだけ低くすることが重要です。
その上、ヘビーユーザーに対しては、逃げられない程度に課金する。

月に100レッスン近く参加する身としては、あまり歓迎できないのですが、格安フィットネスクラブに対抗するための一つの方法だと思います。


一部のフィットネスクラブで中上級レベルのスタジオレッスンを有料化する動きがありますが、レッスン有料化についてはまた後ほど書きたいと思います。