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早いものでなめこのコミックス「なめこ文学全集」も4巻目。これより世界文学の”なめこ化"に突入です。収録されている作品は以下のとおり。
雪の女王
シャーロック・ホームズの冒険「赤毛組合」
ロミオとジュリエット
イワンのばか
赤ずきん（描き下ろし）
車輪の下（描き下ろし）
※本数が少ないのはシャーロック・ホームズと描き下ろし作品以外上下編に分かれているからです。
今回もこれまで日本文学編と同様になめこ達の配役が絶妙でどのコマもかわいらしく何度見ても飽きません。というか小ネタが随所にあり読むごとに新たな発見があります。
出オチ感炸裂な赤ずきんwww
まあ激辛なめこは全身真っ赤だから…ちなみにラストまでほとんど表情が変わりません。
そして衝撃的なのはこれ
なめこのBLが公式で見られるとは(※「車輪の下」です。原作にも本当にこんなシーンがある）
ワルなめこ×なめこw - 私が一番「これは！」と驚愕した配役は「シャーロック・ホームズの冒険『赤毛組合』」です。
この作品ではシャーロック・ホームズを「なめこ栽培キットDelux」の「ハロウィン原木」の品種改良種レアなめこ「吸血菌ナメキュラ」が演じています。おそらくシルクハットにマントというファッションが19世紀イギリスの紳士を彷彿させるからこの配役になったのだと思いますが、実はシャーロック・ホームズシリーズには「サセックスの吸血鬼」というそのものズバリな吸血鬼モチーフのお話があるんですよね。- サセックスの吸血鬼
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さらに、1984～94年の10年に渡りイギリスのグラナダTVというTV局が「シャーロック・ホームズ」シリーズをドラマ化したのですが、その作品でホームズを演じていた俳優のジェレミー・ブレットはかつてドラキュラ役をやったこともある人でした。ちなみにこのグラナダ版シャーロック・ホームズで先の「サセックスの吸血鬼」がドラマ化された際、冒頭でホームズはドラキュラのコスプレをしてワトスンを迎えて驚かせます。その後ワトスンが「その牙は使ったのかい？」と聞くと、ホームズは「意地悪な質問だね」と返答。こりゃどう見てもジェレミー・ブレットのキャリアをネタにした内輪ギャグです。これら全部をひっくるめて「吸血菌ナメキュラ」が配されたのではないか？と考えると、さらになめこ文学全集の深みが増すような気がします。実際のところどうなんでしょうね？- シャーロック・ホームズの冒険DVD BOOK vol.19 (宝島MOOK) (DVD付)/宝島社
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なお、グラナダ版シャーロック・ホームズは歴代ホームズ映像作品の中でも最高傑作と言われている名作で、現在NHK-BSで毎週土曜日に放送されています（しかもハイビジョン・リマスター）。興味のある方は是非ご覧下さい。詳細はこちら。
そうそう、なめこのシャーロック・ホームズでもう一つネタが…
このコマはどう見てもルパン三世
このサーチライトから逃れながら走ってる感じがもうw
ほかにも冒頭いきなりワトスン（なめこ）といちゃいちゃするホームズ（ナメキュラ）とか本当に可愛いので私的にはこの「赤毛組合」が一番オススメです。なめこ栽培家は是非読んでみて下さい。
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