職場の50代半ば男性に突然聞かれました。
「糸と針、持ってる?」
「ソーイングセット的な?ありますよ」
「ほら!ほら!べにちゃんは持ってた(若い女子社員に言う)」
「なんの話ですか」
「この前、ワイシャツのボタンが取れちゃってさ!持ってる?って聞いたら○○さんも△△さんも持ってないって言うから!」
「まぁめったに使わないですし・・・私もロッカーに入れてあるだけでバッグに入れて持ち歩いたりはしませんよ」
「え!そうなの」
「だって使わないですもん で、ボタンどうしたんですか」
「100円ショップでそういうセット買ってさ、トイレで自分でつけたよ!何年ぶりかわからないくらい久しぶりにボタンつけたよ」
→単身赴任の方です
「『100円ショップですぐ買える』から、みんな持ち歩かないんですよ 私だって置いてるだけで10年くらい使ってないし、女性はボタンついてる服少ないし、外でスカートの裾ほつれとかなら針と糸よりも安全ピン一本のほうがずっと優秀ですもん」
→若い女性社員たちウンウンとうなづく
「ええー持ってない女性なんかいるのかぁぁぁ」
って、ことがあったのが一週間ほど前。
また昨日、同じことを違う女性社員に聞いているので驚きました。というか呆れました。
「まだ聞いて回ってるんですか(笑)、なにが納得できないんですか」
「いやほら、〇△さんだったら持ってるかなと思って」
「それ、男性社員には聞いてないのでしょう?それ、見ようによってはセクハラですよ」
「いやいや別に他意はないんだけどさ、本当に誰も持ってないんだなってびっくりして!」
この方はとってもみんなから頼られている&良い人なので、誰もセクハラとはとらないでしょうけれど敢えて言ってみました
確かに私が学生だった頃?は「ソーイングセットを持つのが身だしなみ・エチケット」みたいな記事を雑誌でよく見かけた気がします。当時は、女子力アピールのしどころだったのかも知れません。
ソーイングセットねぇ・・・と苦笑しながら聞いていた一件でしたが、その直後に彼からLINE。
「今度来るとき針と糸もってこい」
「何用なの 針の太さと糸の色がたくさんあるんだよ」
「白 ワイシャツのボタンとれた」
50代半ば、ワイシャツのボタン、という共通点・・・なんかウケました(笑)。