コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)/小川 一水 (著), 橋本晋 (イラスト)
¥630Amazon.co.jp
(アマゾンから引用)

【西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。
戦争に敗れたトロヤ人たちは、ヴェスタ人の支配下で屈辱的な生活を送っていた。
そんなある日、終戦広場に放置された宇宙戦艦に忍び込んだ少年リュセージとワランキは信じられないものを目にする。
いっぽう2014年、北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所。
太陽観測に従事する天文学者、岳樺百葉(だけかんばももは)のもとを訪れたのは……。
21世紀と23世紀を“つないで"描く異色の時間SF長編。 】
(アマゾンから引用)

■ 感想とかネタバレとか

宇宙戦艦に閉じ込められ放射線量が高い区に閉じ込められた少年2人と
紫蘇漬け大根が落ちてきていろいろ壊されたコロロギ岳の観測所の奮闘

リュセージとワランキで妄想する女性おふたりが(笑)
これたまに読むが逆(小説内の男の人が百合妄想するの)は読んだことないな。
書店で漫画見てると百合もの普通にあるし、百合小説もちらほらあるが、本の中の登場人物が趣味嗜好としてそーゆーのを好むのはまだ先なのかなー

西暦2231年、木星前方トロヤ群の小惑星アキレス。
西暦2014年、北アルプス・コロロギ岳の山頂観測所。
217年の間をつなぐのが見た目大根の「カイアク」
カイアクもコロロギも最後の方にあるつづり見たら「あ、」となった。あれいいな。

なんとか出ようと頑張る少年2人
ワランキがなんだか最後まで謎だった、こいつよくわかんねえ
リュセージはまだ、うん、素直。単純だし真っ直ぐだし気性激しい。


コロロギ側がモナ・リザに手紙を残すのが、あー、と思った
「とりあえずやれる手は全てうっておこう」。
リュセージとワランキは自分達が最後に送ったメッセージを思い出してもう一度くらいなんとかコロロギ側にお手紙送ればいいと思うマジで。
あのまま(2人が出られなかったと思ったままま)だとあまりにも報われんだろう、コロロギ側が。
オレンジジャムと蔓を切る道具、法整備と脱出ハッチ。
15年間生きているサルと、リュセージのじいさんと、宇宙戦艦

イラストレーターは橋本晋さん!