ブラックロッド/古橋 秀之
¥1,427Amazon.co.jp

【黒革のコートに黒いブーツ。
黒い制帽の正面には、青く光る霊視眼巨大な黒い呪力増幅杖を携え異形の街ケイオス・ヘキサで絶対の法を司るおのれの感情を殺した男―公安局・魔導特捜官「ブラックロッド」。
その力を恐れぬ者はいない。だが、今回の捜査は何かが違った…。
第2回電撃ゲーム小説大賞受賞。 】
(アマゾンから引用)


報われん

■ 感想とか色々

名と感情を持たない〝ブラックロッド〟とウィッチオフィサーのⅤ9
吸血鬼で探偵業を営むウィリアム・龍(ロン)とそれを起こしに来るナオミ
ブラックロッド視点と龍視点での話がそのうち交わる

ルビが多いので初っ端の力士にスモウレスラーで萎えるかと思ったけど意外にいけた!
設定・能力自体はよく解りません、解らないままに話が進みます、とりあえずブラックロッドはある男を追っていて、Ⅴ9の前の世代と仲が良くて、報われないのはブラックロッドです
いやあもしかしたらV9も報われない仲間かと思ったらあいつはあいつでそれがお仕事だったようで
龍も報われない…のかね、諦めるの速いなあ&あの子そんなに大事だった? と思った
物語の終わりに〝聖なるかな〟人形が出て来たのがよかった、あれはよかった、あの虚しさ好きだなあ!
ブラックロッドが自分を意識したときからそれはもうブラックロッドではなく死人でもなくなっていたから、死んだ、というのも好き

ルビほんと多いのでそれでめげそうになったときもあるけど200ページちょっとなので読み終わった
これブラックロッドや吸血鬼殲滅部隊やウィッチオフィサーや組織の対立そのままで他の話読んでみたい!


カバーイラスト:雨宮慶太さん
本文イラスト:田中正樹さん
装丁:鎌部善彦さん


単行本の画像、Amazonにはあるのにアフィリエイトだと出ない、読んだのは単行本の方ですが文庫版も乗っけときます、単行本と文庫の表紙は一緒か酷似
電撃文庫に収納ー


ブラックロッド (電撃文庫)/古橋 秀之
¥515Amazon.co.jp