祝福されない王国/嶽本 野ばら
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【相思相愛を信じた若者は哀れで阿呆な末路を迎え、不正と悪をなくそうとした王は民を殺し、国を失う。
現代アートの鬼才、藤本由紀夫のオブジェとともに築く王国の物語。 】


■ 感想とか色々

おお! 意味解らん!
でもその意味解らんさが楽しかったのもある(笑)
牧師や切り落とされた(失われた)右腕など共通点がありそうでないような

嘘つきと鉱石と人体実験の話
船が難破したが生き残ってしまった牧師の話
より大きいことが価値のある国での王さまの話
治安の悪い市場にいるやけに身なりのいい男の話
猿の毛を毟り海水で溺死させるのが大好きな国の話
人ひとりの価値をすべて通貨で換算して平等にした国
〝筒〟を空に向ければ天気が解り、馬に向ければ体調が解る少年ボルグ
漁師のキャロル(男)のもとにやって来た100年後から会いに来たアリス
7人の正妃の元に7人の跡継ぎが生まれたので、跡継ぎの選別に悩む王さまの話
粘菌の話

地味に粘菌の話が好きでした、彼らのゴールはどこなんだろうと思いつつ(笑)
粘菌は理化学研究所での発見も当時「おおおおお!」と思ったのでよく覚えてた
よくよく考えたら理化学研究所ってスパコン(京)のとこじゃね? これを考えずに思い出す頭に至りたい


作者名で検索かけたら下妻物語の人だった!
映画化されたのでこれは知ってるー、と思ったら「下妻物語」で想像してたのは「さくらん」の方だった(笑)
作者が自殺していたり選挙出てたりするのはあるけど大麻は初である
祝福されない王国が面白かったので、著作調べて良さげなのあればもう1・2冊読みたい
と思ってHP&Amazonを見たがどーもなんか違う…… あれ… わたし別に純愛はそんなでもない

写真は藤本由紀夫さん!
骨!!! 骨好きー!
めくって表紙の内側女性の顏アップで驚いた
表紙とタイトルが良かったので読んだ!


祝福されない王国 (新潮文庫)/嶽本 野ばら
¥515Amazon.co.jp