丸太町ルヴォワール (講談社BOX)/円居 挽
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【祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語は、変幻自在の論客が丁々発止の応酬を繰り広げる私的裁判“双龍会”の被告となる…
容疑を解くためではなく、事件当日、屋敷の一室で二人きりの甘く濃密な時間を過ごした謎の女性“ルージュ”と再会する、ただそれだけのために…。 】


■ 感想とか色々


怪我をして一時的に視力を失い祖父の屋敷で養生していた城坂論語(しろさか ろんご)の元にやって来たのは〝ルージュ〟を名乗る謎の人間
声からして恐らく女性、会話による反応から十代後半から二十代
2人が生き生きと騙し合い、けん制し合い、話し続けたその日、論語の祖父が死んだ。
その傍に彼の携帯電話があったことから祖父殺しの嫌疑をかけられることに
表向きは自然死として処理されたが、携帯電話は叔父の純紀の手に預けられ、論語の父で長男の影彰との〝取引〟に使われた
(病院経営一族、論語の兄もいるが祖父に可愛がられていたのは頭脳明晰の論語、しかしこれにより論語は医学部受験禁止に。)

飛んで3年後
京大法学部に受かった御堂達也のもとに、中学の先輩で同じ大学に通う瓶賀 流(みかが みつる)から電話が入る
「四日後に行われる双龍会を手伝ってほしい」というもの。
で、これがあらすじの「変幻自在の論客が丁々発止の応酬を繰り広げる私的裁判」
正しい正しくないよりも群衆をどう巻き込んで説得力を持たせるか
論語は被告(双龍会では「御贖」)
青龍師は御贖の弁護で、これをみっちゃんが担当
黄龍師は検事、龍樹家の大和が担当(美剣士の恰好で若侍として人気)
裁判長は火帝、荻島時代が担当。元政治家で、孫娘は論語の元許嫁。
議題はもちろん祖父を殺したか殺してないか
裁判というよりかは国会に近いかなー ホワイトボードどーんだったし、うーん提示した証拠の正当性と入手経路問題になるのか、どうなんだろ、でもバレなきゃ平気そうな雰囲気(偽の証拠提出はバレたら一発退廷)
龍樹家の当主は落花、流の知り合いでもあり、龍師としては超一級

どんどんと論点がズレて行っている気がしたんだが、まあ論語の目的が〝ルージュ〟であるのならあんなもんか
みっちゃんが噛ませ犬程度の空気は最初からあったが、壇から降りた途端に群衆になったな
達也くんの方が龍師としては優秀ぽかった、つか龍樹の落花と大和が夢を見させる側であるから対比かこいつ
撫子(龍樹の次女)は確かにわたしでも解るくらい優しかった(笑) ヒントもたくさんくれるし。


論語をゴンベンくさいとは書いてあったが、だったら城坂はツチくさいだな、そして純紀さんはイトくさく、影彰さんはミズくさい(笑)
掛け言葉でもあった龍の集結、個人的に最強はブルーじゃね? と思っているけれど(笑)
黄龍が真ん中だしな、なんであれ紅じゃないんだろ(落花が持ってったからか)

みっちゃん可愛いよみっちゃん、いやあれは騙された! 気持ちよく騙された(笑)
あれいいなー! みっちゃん好き!
いや、この際性別は男でも女でも好きだぜ、ぜひ達也くんと仲良くぎゃいぎゃいやっていてほしい!!
ダメかな、達也くんは龍樹の方についちゃうのかな
あいつ、なんで夢を見ているみっちゃんを複雑そうに見ていたのか不思議だったんだが、自分はどうやったって夢を覚まさせる側だからか?
まあいいよみっちゃんと仲良ければ(笑) 逆に言えばみっちゃんと仲良くない達也くんをどう判断するか自分でも気になる所ではある。
みっちゃんは女性ですが正直女でも男でも美味しいです、達也くんとペアでいてほしい! んだが!
雀士でこだわりがあって乱暴でぎゃいぎゃいやってて龍樹の大女将、落花に憧れている(?)人でした
あなたを好きである1番の理由は「心の中に中学生を飼っているから」です

龍樹の女は心移りしねえんだろ? と言いたくなったが結構どうでもいいかも
落花が布団潜り込んできたところ詳しく教えてくださいみっちゃんさん
あの人は紅龍だったのでレッド=火だと思ってた、クサなのでグリーンだったよ

円居挽『丸太町ルヴォワール』早引表 で検索かけるとすげえの見付かった
あと「どんでん返し」や「立証」や「論理崩し」らへんは「はへー」と読んでいただけなのでそんなに…(笑)、いや賢い人だなあ、くらいで。
黒を白にするお仕事です


イラストレータは純さん!
え くまおり純 さん よね、この人個展見に行ったからちゃんと覚えてるぜ!!!
次読むかなー みっちゃんが敵対してんだけどあの人ひとりだと役者不足のような…

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