ピカルディの薔薇/津原 泰水
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【猿渡シリーズ、待望の続編! 耽美怪奇短篇集。
探偵役の伯爵とのコンビはすでになく、売れない鬱の作家の猿渡は、一人で難題に巻き込まれる日々。療養所暮らしの青年人形作家と知り合うが、彼の危うさが悲劇を招く。
現実と夢の狭間に誘う7篇。
頑迷な男を襲う白昼夢。(「夕化粧」)
人形作家の恐るべき新作。(「ピカルディの薔薇」)
鳥を彩る伝説の真相。(「籠中花」)
饒舌に語られる凄絶な食。(「フルーツ白玉」)
稲生武太夫伝説への硬質なるオマージュ。(「夢三十夜」)
未来を覗ける切符の対価(「甘い風」)
猿渡の祖父が見た彼の幻の都。(「新京異聞」)
江戸川乱歩、中井英夫の直系が紡ぐ、倦怠と残酷の悲喜劇。 】
■ 感想とか色々
なんか別にそんなでもなかったんだけど
えー……だってもっとなんか……虚しいのを期待していたんだろうか、正直別に猿渡さんと伯爵じゃなくてもいいような気がする……
豆腐巡りの旅とか! 好きだったのに。てか物書きだっけ、すっかり忘れてた。アルバイトしながら生きているのは知っていたけど。
ご飯の話はちょこちょこ出てきます、ざりがにや蛭のこと、熊肉など
語りはあるけどやっぱりそんなでも。
どっちかってーと、偏見だけど〝ゲテモノ食い〟が多かった気がする。
ザリガニは平気です、熊も平気です、蝙蝠とかエスカルゴも平気です(食べたことはないけど、食べているのを見る分には平気)、でも蛭はムリ(笑) 生命の危機なら食べるかもしれんが、できるかぎり回避したい所。蛭、美味しいんだろうか。血は好き。ごくごくは飲めないけど掻き壊したときとか。
夕化粧
おしろいの話
1人目の妻は首を吊り、2人目の妻は餓えて死んだ
引っ越し先についてくる黒い種。これは面白いし怖いし好き(笑)
げに恐ろしきは女の執念と。まあ、なんですか、祟るのって得意そうですよね
小説なら源氏物語の六条御息所か。
怨霊で有名なのは平将門と崇徳天皇と菅原道真なので女の人いないけど
ピカルディの薔薇
「箱の中に死体」よりも「両脚切った断面に繋げられた足」にうけた(笑)
あれいいなー! 自分でやったのかな出血多量やショック死しないのかな、骨ごりごり切るの大変そうだけど頑張った! 意味解んない!(笑)
人形師の話、長期療養中、閉鎖予定。
編葺の奈々村さん
籠中花
白鳥さんと伯爵と猿渡さん
リゾート開発、寄生虫、家に合わせて大きくなったからだと大行列
ポメラニアンの眼食うのかよピンポイントかよ、胃(?)が美味しいってよく聞くし、
1度だけ鳩の腸引っ張って食べてる?カラス見たけど、なんで眼だったんだろう
「がじゅまる」って漢字あるんですね、そこに驚いた。モズクやナマコはありそうだしまだ解るんだけど! がじゅまるを漢字にすると榕樹だそうです。
伝説か伝承か
然程あの娘が村人を守る理由がなかったような気がするけど。
木の中に入ってどぼん。一瞬本気で意味解らなくて二回読んだ(笑) いやすげえなあっさりと殺したよ。
フルーツ白玉
白鳥さん2
なんで最後切なげになってるの(笑)
食物の話、〝たべもの〟ではなく〝しょくもつ〟とルビを振りたい
蛭の話、白鳥さんの従兄の話、肉の話
罠にかかった獲物は死ぬまでに暴れて、血が全身に回るだかなんだかで肉が不味くなるらしい
夢三十夜
稲生武太夫が体験したという、妖怪にまつわる怪異をとりまとめた物語、稲生物怪録があるみたい(wiki)
月埜さんと、月埜さんのお兄さんと、彼の結婚相手の話
を猿渡くん視点で(淋病? お医者さん行ってた)
あの女何者だ、とは思ったけど、夢の内容もよく解らんかったしなー
甘い風
ウクレレの話
なんかそれしか覚えてない
新京異聞
おお、結構好きかも
南京だとか満州とか言ってた
音楽を聴きに来た猿渡さん、お世話になる家で彼を気に入る女の子
順路を通ってなぞる物語、熊肉だけは食べない
一夜化かされたのかな
装画は金子國義さん!
あ、妖都の人なんですね
ざっと装丁見ました、好みじゃないけど線薄いときは好きかも。
1巻
蘆屋家の崩壊/津原 泰水
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→(感想)
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